チリの風   その364  10年3月15日―21日

土曜日、子供二人とアナの4人で山登り。久しぶりのプロビンシア山でした。天気に恵まれ、かなり日焼けしましたが、しっかり汗を流しました。6時間強歩きました。途中、たくさんの登山者と会いましたが、サンティアゴに山岳愛好家が増えているのはうれしい限りです。
日曜日はマラソン練習。今日の参加は森、山口、そして林さんに私の4名。走る前から、今日は今シーズンの新記録を出したいとメンバーに話しました。で、前半から積極的に飛ばします。丘を登り切って平坦な所まで来るとエンジンも全開。自分が鳥になって空から地球を見ている気分になりました。これってランナーズ・ハイですね。で、今日は新記録間違いなしとメンバーに大声で告げて、さらに速度を上げると、後ろから山口さんが「藤尾サーーン」止まって後ろを振り向くと、コース間違っていますよ!。あわてて正規のコースに戻ってゴールを目指しました。20年も同じコースを走っているのに興奮するとこの有様。で、結果は? でました新記録。先週85分だったのが、今日は79分でした。やった!と大喜びの私に山口さんが「藤尾さんがコースを間違えなければ78分だったのに」がっくり。
そのあと服を着替えてアンデス会(日本人会の中の一世グループの集まり)に出席しました。地震の後の初会合だったので、建築のプロの内藤さんの話をみんなで聞きました。ところでグループの一人の林さんの家に強盗が入ったとかで、ショックですね。
地震の影響は首都圏では日に日に少なくなっていきます。落ち込んだ都民を励まそうと映画館が入場料を半額にしました。また夜の盛り場、バー、キャバレー、ディスコなどに人が戻ってきました。とは言え、自分の住んでいたところが全壊・半壊した家族なんか生活を楽しむなんて言う余裕は無いですよね。学校がつぶれて家に子供が3人もいると、時間をもてあました子供が騒いで・・・なんて家族もまだ多くいるわけです。私のところは被害が少なかったですが、本当に幸運だったと感謝してます。