(政治)

1) 大統領選挙
まだまだ先の話ですが、マスコミにはよく登場します。市民の注目を浴びる話題ですからね。大統領は今週、南部に視察旅行。そのとき大統領候補のフレイを連れて行ったので、野党側からフェア・プレーでないと非難が出ました。彼女は「私は国民のために働いている。私の政府はそれ以前の政権、エイルウィン、フレイ、ラゴスを継ぐものだ」とし、フレイを持ち上げました。そして野党の批判は全く問題外としましたが、野党のほうが正しいですね。
ピニェラが大蔵大臣の方針を批判すると、当の大臣が私に対する彼の批判は初めてではないが、(チリから始まったわけではない)世界危機を乗り越えようと努力しているわけで、批判をするより共同して働くほうが良いのではと軽く一蹴されました。大蔵大臣の勝ちでしょう。ピニェラはコデルコを株式会社にし、20%を民間に渡す活性化を提案しています。
第3候補のエンリケ・オミナミにそのほかの候補(サルヂバルとナバロ)が接近とのニュースもあります。泡沫候補でも何人か集まるとエンリケ・オミナミの勢いに加速が付くというものです。人間党は今までの応援候補アラテを推すことを辞めました。多分エンリケ・オミナミの側につきそうです。先日の環境党と言い、この党と言い、泡沫党でも集まれば力になるかもしれませんね。それから彼の奥さんはテレビの人気キャスターです。秘密兵器として温存し、選挙の3ヶ月前から戦線に投入するとか。威力を発揮しそうです。
フレイはそれらはすべて些細なこととして切り捨てています。
でも、与党側の分裂危機として既に上院議員5名、下院議員8名が脱党(脱グループ)しています。どう考えても正常ではありませんね。
アメリカのオバマと同じく「チェンジ」がチリでも売り言葉になるでしょうね。旧態依然の与党連合からエンリケ・オミナミまたはピニェラへ。