(一般)

1) 学生デモ
高校生のデモがありました。政府が公約を守らないと言うのがデモの理由です。第1次バチェレット政権の時、ペンギンン運動と呼ばれて学生運動が盛り上がりましたが、彼女の無策ぶりが継続です。
OECDの発表でチリの先生の就業時間は週に29時間と世界最短、日本は54時間と世界最長。もちろんチリの先生の給料は一番低いレベル。そして生徒の学力も日本はトップクラス、チリはほとんど最低レベルでした。
学生デモが示しているように時間は経過してもチリの基本問題の教育に関し問題の軽減・縮小は見られません。教育制度の仕組みが悪いのか先生の質が悪いのか。給料を上げて優秀な人材を呼び込む必要があるのでしょうね。
2) 移民
ベネスエラが厳しい状況になって他国へ移住し始めています。チリへも1昨年は2500人、昨年は7500人と急激に移民数が増加。単なる労働者だけでなく、医師、弁護士、レストラン経営者などもチリに新しい人生を求めてきています。
逆にチリから外国に移住した人の特集が新聞に掲載されました。チリを出た10の理由と言う記事です。例えばチリでは良い仕事ができない、伝手がないと良い仕事が来ないと欧米にエンジニアが渡った話はよく理解できます。子供に良い環境を与えたいとニュージランドに移住したとか。チリは忙しすぎるとボリビアに入ったとのも何となく分かりますね。
変わっているチリでワインの輸出をしていて失敗し、輸出先のインドネシアのはに移ってワインの輸入を始めたとか。いろんな人生がありますね。