(政治)

1) ピニェラ政権の現時点で一番重要な課題は6月1日に発表される厚生年金の改善案です。もちろん各人の受領する年金を上げるためには個人の負担増と国の援助が必要になりますが、どんなアイデアが出るかな。ピニェラはそれに合わせて各大臣に夫々が抱える問題の改革案を出すよう指示しています。
2) 大蔵大臣のボストン訪問を個人旅行とし、公費使用を批判した野党に対して、与党側もバチェレット時代の大臣の外遊旅行を調査しています。それは仕返しと言うのでしょうね。レベルが低い争い。
少年院で多くの児童が死亡しているのは以前から問題になっていますが、青少年保護局の予算が正規に使われていなかったとバチェレット政権の元法務大臣二人を国会で喚問すると言う話が出ています。行方不明になった金は彼らの懐に入ったか、他のセクッションに横流しされたかのどちらかです。政治家は右も左も同じですね。
3) 外交
先週、パレスチーナ代表がモネダ宮殿を訪問しましたが、今週ピニェラはチリのイスラエル人会の会長と面談。両方の顔を立てると言う雰囲気です。ラタム航空は今年中にサンティアゴとテルアビブ間の飛行機を飛ばすとか。
しかしパレスチナ代表がチリから戻った直後にガザのイスラエル問題が発生しましたから、落ち着いて眠れませんね。なんでも体調を崩し、彼は入院したとか。
ベネスエラの大統領選挙が今日、実施されました。チリに住む10数万人と言われるベネスエラ移民の一部がサンティアゴ中心部でデモを実施。反マヅロを訴えました。チリ政府は新政権を認めない方針です。