(政治)

  1)ピニェラ動向
今週はマゼラン州を訪問。
この旅で先ず本土の州都プンタ・アレナスでマゼラン紀行500年記念とビーグル戦争回避40年記念を祝い、その後、南極に飛び、チリ軍基地で、そこの設備を充実することを発表しました。

  2)ベネスエラ問題
サンティアゴの同国大使館の前でマドゥロの大統領就任に抗議する同国人グループのデモがありました。  
それにチリ共産党が口撃し「文句があるなら自国へ戻れ」。マドゥロの反対派いじめは異常ですね。今日もありましたが。
中国・ロシアは彼を応援していますが、南米ではボリビアウルグアイ以外は全部否定です。チリ政府は否定の立場を明白にしています。

さてブラジルの新大統領は国連移民協定を今までの方針を変更しそれを拒否しました。同国は移民国の象徴のようなイメージがありますが、新大統領はこれ以上は不必要としました。ピニェラは先日これを拒否して国内で議論が起こっています
去年、チリで不法移民の正常化の手続きが行なわれましたが、その申請者の70%以上がビサを取得した由。ハイチ人とベネスエラ人がトップでした。全く逆にカナダは今年度35万人の移民を受け入れるそうです。日本の場合、門戸解放しても移民希望者は極めて少数とか。
ところで世界の民主化ランクが発表され、ラテンアメリカでチリはウルグアイコスタリカに次いで3位。世界的には23位と上位に入りました。ただ、その2国は総合的に民主化が認められていますが、チリは一部に問題があることになっています。私もそう認識します。外部でもしっかり見ていますね。ころでその2国は小さな国なのに政治的にいつも良く機能しています。
 3)大統領選挙 
気が早いと言うか、次の大統領選挙の予想をする市民の声が調べられました。今の時点で最も人気のあるのは新左翼のサンチェス (11%)、次いで最右翼のカスト(7%)、そして右翼のラビン(6%)、なんと4位にバチェレットが。
それからピニェラを支持するは40%でした。