*2019年1月末で以前のブログサービスが終了したため、新しいサービスに移行しました。レイアウトなど細かいところが以前と異なっているため見にくいかと思いますがご容赦ください。
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もう2月になりましたね。北半球は最も寒い季節、シカゴなどの寒さは通常ではないですね。
さて全く逆にサンティアゴは今週も連日高温で、3週連続で30度以上の日が続いています。
土曜日に日本人学校でPTAの夏まつりがおこなわれ、バサ-で買いものをしてから、日本食をたのしみました。
翌日、日曜日のマラソン練習もしっかり走りました。
今週のトレッキングは近郊のマイポ渓谷に。地下鉄とバスを乗り継ぎ1時間半で目的地に。歩きは通常でしたが、戻りに問題が出ました。地下鉄トバラバ駅が事故で閉められたと放送があったので違う路線を使ってバケダノ駅についたらそこも閉っていました。バスで戻ることにしたら、大勢の人が道にあふれていて、満員のバスで戻ってきました。3時間半かかってへとへと。
水曜日、ここの区役所がビートルズ・コンサ-トを実施。ビートルズの最後のコンサ-トからこの日で50年が経過したとか。その記念日としてチリ各地で同じようなコンサ-トが催されました。中高年とか夏休みの子供ばかり集まりました。正午に始まったので会社員はこれません。私は曲をうたいながら踊りましたが、(私も大学の頃、バンドで演奏していました)私だけでなく高齢者の男・女がリズムにあわせて楽しく身体を動かしていました。
(政治)
- 元大統領のフレイの死
軍事政権時の1982年に起きた事件です。病院で死亡した元大統領のフレイの死は病気によるものとされてきましたが、遺族を中心に殺人の容疑があるとして検察に訴ったえ、長期的な調査の後、裁判でやっと結審がでました。
それによると結論は殺人で、関係者6名が有罪になりました。病院の担当の医師、フレイの個人運転手などもふくまれています。ピノチェット軍事政権にとってキリスト教民主党DCの元大統領は反政府の動きの中心になりうると考慮した結果の殺人と思われます。先週まで左翼ゲリラの殺人を批判してきたUDI党は野党から冷たい目で見られるわけですね。右も左も同じだと言うことです。
両方ともこの判決には不服です。フレイの方は刑が軽いとし、被告側は有罪の根拠が無いとしています。フレイを殺したとされた医師は「私には全く身に覚えの無い罪です」とコメント。6名の有罪者で自白したのはいません。
DCはこの判決に出ない当時の政府の責任(政権中枢)を明白にしてもらいたいとしました。 当然でしょうね。
- ベネスエラ
グアイドと言う名は日本人にはピンと来ませんが、中国風では「外道」でしょうか。ゲドウでは無くグアイドウですが。こんな ことを書くのは私だけかな。
先週、「グアイドが大統領宣言をすると即時にアメリカ副大統領が彼を支援するとコメントしたので、事前に打あわせしていたのだと思いました」と書きましたが、彼はトランプともコンタクトをしたと発表しましたから、私の読みは当っていました。
トランプはベネスエラから輸入した原油の同政府への支払いを拒否。つまり、ベネスエラ政府が動かせない口座に振り込むとか。しかしトランプのやり方は異常ですね。
マドゥロはこれにたいし、原油価格が振り込まれてない船の出港を拒否するとか。
米中貿易戦争と似てますね。
マドゥロはこのまま老人になるまで生きていけるかな?
した時、小国が大国に挑戦すると言う気合がありましたね。
さて同国外務省はピニェラは自主性を失ない、トランプの思う
ように動いているとコメント。
お前はアメリカの犬かと言うことです。チリ政府は即時に反応
し、南米のほとんどの国が、貴
国の正常化をねがっていることを理解していただきたいとしま
した。それだけでは足りないとして、翌日にチリはどの国から
も指示を受けたことは無いとコメント。
しかし欧米諸国のこの反応があったのでマドゥロはグアイドを
拘束できないのでしょうね。
さてその他にチリに関連することが二つあります
先づ、チリの放送局TVN(日本のNHK)の報道陣が2名逮捕され拘留されました。翌日、
空港で釈放され飛行機で帰国。取材が禁じられている大統領府近くで仕事をしていたと言われ
ましたが、2人の話ではそうでは無く夕食をとるため外を歩いていたとか。理由はいくらでも
デッチ上げられますね。
同じようにフランス人記者も2人追放処分になりました。
もう一つは、国連の人権委員会の高官をしてるバチェレットの就任をトランプは拒否し、就任
させないよう動いたとか。左翼関係者に一方的な拒否反応ですね。彼女はチャベスに最初に
会った時、自分のことを「私は左翼の人間です」とコメントしています。
このトランプの思考方針で、左翼のマドゥロを倒す「外道」作戦を出したのでしょう。
所で、このトランプの方針、「好き勝手に、やりたいように」を放置していても良いのでしょ
うか。
もし、マドゥロが失職したら、同国に巨額の投資をしている中国には大損害になりますね。
国連はバチェレットの同国訪問は計画していないと彼女の訪問を否定しています。
この1)2)の項目関係でピニェラはのんびりバケーションを楽しんでいられないようです。
去年チリに移民した(もしくは希望している)人の学歴・職歴はチリ人平均より上だ
が、給料はチリ人平均より低いとなっています。つまり大学卒でも仕事が上手く見つからないの
ですね。
(経済)
- 2019年1月の数字
1月のチリの株式市場は2013年以来の最高の数字でした。
また為替では対ドルで最も切り上がったのは南アのランド7.5%、ついでロシア、ブラジル、4位にチリのペソ(4%の切り上げ)が入りました。
銅価格は2.77ドルと先週より少し上昇。為替は652ペソとかなりペソ高になりました。これは去年の9月18日以来のペソ高です。もっともドル安と言うべきかな?
(一般)
- 水害
チリの北部はほとんど雨は降りませんが、この木・金曜日、30年ぶりの大雨で100ミリほどの雨になり、最北の都市アリカで増水した川の水が住居を強襲。大きな被害になりました。そこから南へ向うバスが動かず、大勢の人が苦しんでいます。
そしてその南の2州の観光地サン・ペドロ・デ・アタカマでロア川があふれ、道路を覆い、通行禁止になりました。川に落ちて死亡者もでています。観光客をどうして飛行場のあるカラマまで運ぶか頭の痛い問題です。
- 山火事
- 今年に入って連日50件の山火事が発生しているとか。来週のチリ中央部は気温が38度まで上昇と予想され、山火事の危険は大きいですね。この日曜日の午後、19の山火事がまだ消火されていません。その中でアラウカニア州(9州)で森林火事が家に燃え移り、2名の死者がでています。
- マプチェ問題
マプチェ青年殺人の事件が裁判所で開廷しましたが、 その被告の 警察官の一人は今は自分たちだけが悪
者になっているが、いつか真実が明白になるだろうとコメント。どういう意味でしょう。
有名な「キリストの家」と言う組織があります。その創始者の一人ポブレテも同問題があったようで、数人の女性が彼から性的暴力を受けたことを告白しました。
彼の名を付けた公園が都内にありますが、その名を変更するか検討中とか。そこまで有名な神父でもおかしいことをするのですね。 その他に新らしく神父の一人が性的暴行で訴訟に。いつまで続くのかな。
キリスト教にはうんざりです。最も宗教の本質では無く、それを運営している人間の問題ですね。
- 地下鉄 先週の値上に抗議してデモのグループが駅につめかけ、係員ともめました。南米で最も高いのはきついですね。
この数年、島では殺人事件は起きていませんでしたが、今週、殺人事件が起き、その後、報復なのか、裁判所、司法書士、地所登録所など、公共事務所に放火され、多くの事務所が焼失。日常生活に大きな影響が出ています。
(スポーツ)
- テニス
デービスカップの本戦出場決定戦で、チリはオーストリアに3対2で勝利しました。
日本も中国に勝利しましたから、次のワールドリーグ戦でチリ対日本になるかも?
以上