(一般)

1) ホームレス
チリの人口は多くが首都圏に集中していますが、チリ全土でのホームレスは人口当たり1000人に一人とか。するとサンティアゴには6千人ほどの人が街頭で暮らしているわけですね。寒い冬の間は政府の冬用ホームが用意され、2段ベッドを置いた体育館に数百人が夜を過ごしているとか。そこでは食事も出ますからね。もっともアメリカのロス・アンジェレスには25000人のホームレスがいるとか。アメリカ人の生活はチリより厳しそうですね。
2) 軍事政権時の犯罪
今週も、この種のニュースが続いています。秘密警察の化学薬品(兵器かな)を担当していた人間が味方の手でウルグアイで殺害されましたが、それに関連して10数名の秘密警察関連の元軍人が有罪判決を受け、軍関係者が入る刑務所に送られることになりました。そのうちの70代の高齢者の一人が、20年の刑だったのですが、自宅にいられる最後の日に自殺しました。刑務所に入ったら生きては出てこられないから、それならここでピストル自殺する方が楽だとなったわけですね。

3) パスポート
チリのパスポートの申請には48900ペソがかかりますが、これが10月から89660ペソに値上がりします。83%のアップ。なんでもこの新価格は南米で2番目に高い価格とか。1番はベネスエラで、あそこは政府がパスポートを国民に発行したくないから高くしているようです。つまりチリの値段は南米1です。これを解釈するに、チリのパスポートは他のどの国より進んだ技術を使って作られると言う考えと、値段の大半が生産コストと言われますが、外国企業とこのパスポート生産の契約をしたとき、向こうの言いなりになったのかな?2011年からこの契約は実施されてるらしい。今までは政府が値上げ分を補助していたのに、毎年、多額の赤字になるので、これから消費者に実費を支払ってもらうことにした由。
ホンマかな?もっともチリ人の外国旅行は南米が多いから、ほとんどの国でパスポートでなくチリの身分証明書(カルネ)で入国できます。