(経済)

1) 銅の価格
もう毎週のように、銅価格の見通しとそれが次の政権に与える影響が想定されています。
平均価格は前バチェレット政権時(2006−09年)2.94ドル、ピニェラ時は2010−13年3.61ドル。次ぎの政権時は2.8ドルの予想とか。かなりの落ち込み方ですね。
これで行くと国庫への入金は57億ドルの減少となり、銅価格がさらに減少して2.5ドルまで落ちると80億ドルの減収とか。そうした表向きの銅価格の下落に、銅の生産価格の上昇が合わされば、チリ経済への影響は甚大ですね。
労働者の保護とか、教育の無償化とか、大統領選挙の前に候補者が派手に花火を上げても実施の可能性は・・・・。  反政府デモが荒れ狂うとかになりませんように。

消費ブームは一段落と言うのは識者の共通見解になってきています。一般市民が競うように不動産を買い、自動車を購入し、旅行に出かけて、レストランで外食しと消費を増やしていたのが、ここにきて落ち着いてきたわけですね。当然でしょうね。
ところで中国の環境汚染はPM2.5などの大気汚染と、農産物や水産物に影響する水の汚染がありますが、それが中国の問題ではなくもろに日本に入ってくるらしい。汚れた空気は偏西風に乗って、汚染された水を使って生産された食品は輸入により日本に入ります。なんでも中国からの食品輸入は年間400万トンとか。外食の好きな人は、ほとんどのチェーン店で中国産の食品が使われ、それが汚染されたものだなんて知っているのかな?
中国産の食料品がチリに来ませんように。インスタントラーメンはスーパーマーケットに並んでいますが、私は買いませんね。