今週は仕事が二日だったので通常生活に戻るはずでした。
土曜日はサッカー教室がありましたが、私は不参加。その理由ですが、その朝、5時に妻の母親が前日入院した病院で死亡。従って、その葬儀をするため、病院、葬儀会社、墓地を訪問し、葬儀がスムーズに実施されるよう打ち合わせをする必要がありました。私は妻に付き添ってすべてを廻り、日曜日に埋葬が実施できるように手配しました。ところでサッカー教室は参加者のお父さんがコーチとなって実行。参加者をがっかりさせませんでした。
今日の日曜日は葬儀、お棺を墓地に埋葬する儀式。多くの人が集まって彼女の旅立ちを見守りました。イタリアからの移民の３世の彼女は最近まですごく元気で生活を楽しんでいたのですが。
（政治）
１） ピニェラ動向
エクアドル大統領のモレノがチリを訪問し，モネダ宮殿でピニェラと面談。経済・文化の一層の発展・交流を確認しました。
２）大統領選挙の候補者
市民調査で与党側は一番人気があるのはラビン（ラス・コンデス区長）ついでマテイ（プロビデンシア区長）そしてアレサンドリでした。一方、野党側の政治家で一番人気があるのはPPD党の党首ムニョスでした。彼はバチェレット政権の外務大臣をしました。2番目はDC党のゴイッチ（彼女は先の選挙で大統領選に出馬しています）3位がインスンサ、4位がバチェレットでした。確かにこれでは次の選挙で野党は勝てそうにないです。
世論調査の中に先の年次教書でピニェラが国会議員の数を減らすと提案しましたが、国民の８５％がそれを支持するとなっています。これを実行するとピニェラの人気が上がると予想したのは正解でした。怪しい議員をすべて辞めさせたいです。
（経済）
１） 中銀発表の経済成長率
毎週この話題が出ますが、昨年ピニェラは自分の政権はその前と比べて大きな前進を見せていると胸を張りました。バチェレットの最後の年2017年は1.5％、昨年は4.0％ですから。ところが今年はその風が変わり4％どころか3％も難しい状況で、同じ批判をするなら昨年の私に比べると今年の私は酷いですというべきです。
今週、中銀は公定歩合を過去10年で最も大きく下げました。3％から2.5％に。つまりこうして経済成長の回復をする必要があるとするわけですね。中銀は何とか今年度の経済成長率を3％にしたいとしています。何もしなければ3％台に届かないというわけです。
物価上昇率IPCの不正問題が報道されなくなりましたが、やっぱり怪しい動きが政府から出ていたのかな？
２） 石炭による発電
大気汚染対策のため、最も古い工場を８カ所５年以内に閉鎖すると発表。費用は５０億ドルになる見込み。それでもまだ２０カ所ほどの発電所が継続とか。
３） 銅価格と為替
今週は１ポンド2.61ドルと低めに止まりましたが、為替は１ドル692ペソで終わりペソが710ペソまで行っていたのが過去になりました。
（一般）
１） 教員デモ
教員のストは継続していますが、木曜日、大規模なデモがありました。ちょうどその日、セントロ（中心街）に行く必要があったので、そのデモと遭遇しました。警察発表で4万5千人、主催者は7万5千人の参加者です。確かに途切れないで延々とデモ隊が歩いていました。
問題はいつものようにデモ隊の後ろにつけた覆面グループが火炎瓶を投げて攻撃をはじめました。犯人グループの一人は自分の火炎瓶で衣服を燃やし火傷をおいました。多くの重装備警官を見ましたが、教員のデモ隊は投石も商店街での略奪もありませんから、その一番後ろを歩けば、怪しいデモ隊をすぐに抑えられると思うのですが、毎回同じ問題が起きています。
２） 観光客の事故
少し前にブラジル観光客6名が簡易ホテルでガス漏れで死亡しましたが、今週はカホン・デル・マイポのエル・イェソ湖の岸で上から落ちてきた石にあたりブラジル人の子供が二人死亡。落石は頻繁にあるのに十分な注意・指示がなく観光客は街から旅行代理店のバスで現場まで行き、湖畔を歩くツァーが流行っていたらしい。政府による明確な立ち入り禁止の表示がなかったと被害者の両親はクレームしています。事故の後、立ち入り禁止の表示が出されました。
３） 不法入国
私服警察（PDI）は中国人の不法入国問題を調べています。チリ在住の中国人と地元の関係者が手を組んで381名の中国人を不法に入国させました。この作業をするために100万ドル以上の金がチリに向けて送金されています。チリ人で調べられている容疑者の中に元県知事、元市長、外務省役員なども入っています。
