(経済)

1) 外国からの借金
海外からの政府・公営機関の借入金は2017年に473億ドルと前年対比34%も増加しました、バチェレットは全く公式にそれを説明せず、静かに消え去るのでしょう。2010年頃まで200億ドルよりずっと下のレベルだったのですが。
政治の世界はもうバチェレットを尊重する雰囲気はありません。「終わった大統領」ですね。
2) 銅価格の動き
急に風が吹いて、ポンド当たり3.24ドルまで急上昇。中国が好調なのかな?為替は1ドル593ペソと先週のペソ安が変わりました。
3) 自然環境問題
バチェレット政権で幾つもの計画が拒否されましたが、その中で最も話題になったのはドミンガ鉱山でした。
環境調査機関が過去25年で実施を拒否した計画は1992年から昨年まで1129件、投資額予定合計240億ドルになりますが、何と昨年、拒否された計画の投資計画額は126億ドルで、つまり昨年は1年で過去25年間の半分に達しています??もちろん環境汚染問題を真摯に取り扱うことは重要ですが、ドミンガ鉱山(投資予定額25億ドル)を政治的な立場から拒否しているなら、経済発展から見るとマイナスの動きでバチェレット政権時が最低の成長しか上げられなかったのは彼女の失敗ということになります。
3月から経済大臣になるバレンテはドミンガ計画は魅力のあるものだとしています。
4) 失業率

OECDの発表で昨年12月の各国の失業率は2008年以来で一番低い数字となりました。最悪はギリシアで21%でした。チリはスペインやイタリアより低い7%。日本はほとんど最高でわずか3%でした。