(経済)

1) チリ経済の堅調さ
数字になって出ていますが、チリの経済は好調を維持しています。今年の上半期の経済成長は約8%で過去16年で最高の伸びとなりそうです。
また消費者物価も6月は0.2%と予想より低く、銅の国際価格は4.3ドルと高くなり、ドルは462ドルと安くなっています。
しかし来週の月曜日から頼みのコデルコ銅公社の鉱員がストに入ります。つまり生産が止まり、毎日巨額の利益が失われることになります。しかしそうなると銅の国際価格が上昇するので、幾分かは懐に戻ってきますね。

2) 電力
水力発電が上手く行きません。1998年から水不足が続き、ダムに水が足りないので、自動的に水力発電量が減少し、今年の上半期の水力による発電はわずか33%でした。その他の火力、ディーゼル、LPGによる発電が大半を占めています。チリには原子力発電所はありませんが、発電量は大丈夫です。
こう書くと、藤尾さんは分かっていませんね、日本とチリは国の規模が違うのですよと言われそうですが、日本でも原子力発電所がなくても水力、火力など他の発電所で賄えるのではないですか、揚水発電などもありそうだし。
火力発電だと地球温暖化の問題が出ますよと誰かに言われそうですが、その温暖化はデマではと言われ始め、次は寒冷化だという意見も出ています。
つまり誰かに操られているのではないでしょうか。日本が原子力発電の世界に入ったのも、そうした政治的な動きによるものだったと思います。米国追従政策かもしれませんが。

3) ラ・ポラール問題
ラ・ポラールの旧経営陣に対する裁判が始まりそうです。
やっぱり飛び火しました。同じように消費者を騙して高利を取っていたとスーパーマーケットのリーデルが訴えられました。自社のクレヂットカードを作り、それを消費者に渡し、分割払いを認める。これで、消費者の購買欲を高め、その後で高い金利を取ると言う作戦ですね。ドンドンこの種の問題が増えるでしょうね。