(経済)

1) 火力発電所
先週高等裁判所で北部の火力発電所の工事実施が否認されましたが、新聞に「数年にわたり、チリ法廷では電力発電がすべて否決されている(水力も火力も)。他国ではチリより環境汚染が厳しい状況でも許可が出ているが、何故チリの法廷は発電施設をすべて却下するのが理解できない」とするコメントが載りました。最高裁判所での判決はどうなるのかな?
火力発電所が空気汚染をするのは分かりますが、どこまで許されるのかな?
2) チリ経済
チリの株式市場は今週、この約2年間で最低の数字を記録しました。他国市場の数字が良くなっているのにどうしてチリは駄目なのかな?今年に入って14%も下がっています。
7月の物価上昇率は0.3%で普通。1−7月の合計では1.1%。年間合計の予想は2.5%です。
為替関連では1ドルは507ペソとおちつきました。それは銅の価格がポンドあたり3.26ドルと高値で推移しているからでしょう。
さて中国との貿易がチリの命運を握っているようですが、今年の上半期の貿易は前年対比8%アップの161億ドルでした。もちろん輸出が多くチリにとって貿易黒字です。輸出の大半は鉱物で、しかも銅が輸出全体の80%を占めています。その他の部門の輸出では果物がトップで海産物がそれに続いています。この先どうなるかな?