(一般)

1) 離婚率の上昇と結婚しないで同棲するカップルの増加
09年の統計数字では離婚カップルの数が結婚したカップルの数を上回りました。つまりあと何十年かしたらチリでは結婚しているカップルはいなくなるわけですね?? さらに不思議なことですが、来週国会に結婚法案の改定が出されそうですが、それは同姓間の結婚も認めると言うもので、通常のカップルが減少した分、ホモのカップルで埋めるのかな?よくわかりませんが・・・。

2) ガソリン代が下がります。しかしサンティアゴで自家用車を使うと1年で2百万ペソ(35万円)かかると言う数字が出ました。そのうちの半分はガソリン代、その他メンテ費用、ナンバープレート代(税金)、保険代、高速道路の費用などが加算されます。
しかしサンティアゴの公共運輸は値上がりが続きます。メトロはなんと来週から50ペソ上がってピークで560ペソになります。学生料金は160ペソ。世界のメトロとの比較と記事が新聞に出ましたが、それによると一番安いのはカラカスでチリペソに換算して60ペソ、ついでメキシコが130ペソ、高いほうでは東京が1000ペソ、ニューヨークは1100ペソ、ロンドンは3000ペソとなっています。しかし東京は約200円で、一番遠い駅までいけるのかな?初乗り料金でしょうね。サンティアゴはメトロとバスを乗り継いでもこの料金ですからね。確かにべネスエラのカラカスは安いです。その安い料金で夏はエアコンが入っています。昨年5月に乗りましたが、その安さには驚きました。全部政府の負担でしょうね。もっともそのチャべス政権が危ないと言う話はかなり信憑性を持ってきましたね。
ところでサンティアゴの公共の乗り物はビップカードを使いますが、地下鉄の場合、このカードの他に切符売り場で一枚ずつ切符が買えます。その切符が近々廃止されそうです。メトロの乗客は一日約200万人ですが、その6%を切符使用客が占めるに過ぎず、費用効果が低いと判断されたからです。でも外人観光客が飛行場からバスに乗って地下鉄の駅についたとき、切符売り場で切符を買えれば便利ですけれど。

3) 学力テスト(シムセ)の分析
先週にもこの話が出ましたが、各州の結果を信号方式で分析する結果が出ました。
青信号は全く問題ないですが、全体のわずか13%の学校。一番高い数字は首都圏で18%。黄色は要注意ですが、それが全体で67%。まぁ大半の学校が問題点を抱えているわけです。赤信号は何か手を打たないと子供が勉強しているその学年のレベルに達していないですが、全体の20%。第3州はなんと42%の学校がこの危険水域。ついで第2州と第9州が31%。この数字を見ても確かにチリの義務教育は問題点を抱えていますね。