(一般)

1) 今年の11は死亡者2名、警官の負傷約20名、逮捕者は全国で3百名といわれますが、これでも昨年よりはおとなしかった由。テレビのニュースで一般市民が怒っていました。「軍事革命と全く関係の無い市街戦は迷惑この上ない」と。確かに騒いでいるのはほとんど全部、若い層ですからね。

2) 18が近づくと物価上昇が顕著になります。高くても売れるのですから、経営者は誰でもその近辺に値上げを考えます。バス代なんか3倍にもなった路線があり、消費者は文句を言いながら買っていくらしい。コンセプシオン行きなんか、1週間で3倍の値上げで、乗客は怒っています。でも毎年値上がりする肉代は今年は昨年の価格を維持か、一部の品目は値下がりするらしい。

3) マプチェの争い
しかし先日、警察との抗争で一人のマプチェの青年が死亡しましたが、それが象徴するように今年度は抗争が激化とか。08年は31件のクレームが出ていますが、今年は既に144件らしい。クレームの内容はマプチェによる他人の地所への侵入、放火、略奪、脅迫などです。トラックへの放火も頻繁で今週もその事件が報道されています。しかし政府の弱腰、方針の変換などだらしないところが目立ちます。

4) 交通機関
どこの国の都市でも自動車の数が増えて交通渋滞の問題が起こっています。これを軽減するため、公共の運輸手段たるバス、地下鉄の充実が望まれますが、サンティアゴの場合、運賃の援助(政府の補助で運賃が安く設定されている)と地下鉄の路線延長が図られています。現在85キロの路線を2倍に延長すると約20%の自動車の使用が軽減されると見込まれています。しかしチリでは自転車の使用はほとんどないし、ほんの近いところでも市民は歩いていかないですね。車に頼る生活習慣を止めれば、環境にも良いし、各自の健康にも貢献するのですが。

5) 海外旅行
18を利用して海外旅行に出るチリ人はたくさんいますが、例の新型風邪の影響などで旅行者が激減したメキシコ、カリブ、ブラジルなどではホテル、航空運賃などが下がり、昨年同時期と比較すると40%までも安くなっていると報道されました。例えばカンクンでは昨年1200ドルだったパック旅行が今年は780ドルとか。この影響を受けて国内旅行が減っているとか。でもその費用の支払いを24回払いにする人もいるらしいが、借金を増やしていけば、また苦しい日々が戻るのでは・・・・、他人の余計なお世話ですね。