(一般)

1) マプチェ
24時間以内に5件の放火事件が起きました。これが発生した理由は、今週マプチェの活動家11名が起訴されたからです。このグループは先年、大農家の家に放火し、中にいた老夫婦を焼死させています。マプチェの土地に入ってきたチリ人を襲う、殺すは自分たちの感覚では犯罪ではないとする理屈でしょうか。
しかしグループの中軸が留置されても全く意に介せぬように翌日、5件もの車両への放火を継続すると言うことは彼らの地下組織が、意外に大きい、もしくはリーダーが何人もいると言う証拠ですね。
今週、青年戦士の日がめぐってきましたが、例年のような盛り上がりはありませんでした。軍事政権の時に反政府活動をして殺された兄弟を記念する日ですが、たんなる破壊行動になってしまい政治的意味は消えました。
2) 飛行場
サンティアゴの飛行場は通常、そう大きな問題はなく運営されています。昨年は1800万人以上の利用者があったとか。 ビザが不要になったのでアメリカ行きの客が25%も増えています。
しかしさらに飛行場の拡張をしないと混乱状態になり大問題が近づくと警告されています。利用客の立場から見て、使いやすい空港にするためインタ−ネットに自由には入れるようにするとか、荷物運搬の手押し車の増車、不正タクシーの排除が近々行われるとか。
3) スモッグ
冬が近づくとサンティアゴはスモッグ問題が深刻になります。勿論首都圏だけでなく多くの南部の町もそうです。首都圏では4月から排気ガス対策車以外の古い車の走行制限が始まりました。
大気汚染問題を軽くするのが雨ですが、今年は雨が少なく、とくに北部・中央部は平年より、70−80%も少ないとかでダムの貯水が急減しており深刻な問題です。