(一般)

1) テレビの新方式
デジタル日本方式はアメリカ、欧州方式と世界で競合していますが、南米ではブラジルが日本方式を採用しています。今週、アルゼンチンが新方式を決定しましたが、それはブラジルと同じ日本方式でした。(若干の修正はあるようですが)
これがチリにどう影響するのかな?チリは日本より欧米に親近感を持つのが普通ですが、南米の2大強国が日本方式を選出したので、それが欧米方式より劣るということを証明しなければ、チリでも日本方式以外を採用すればおかしなことになります。がんばれ日本ですね。

2) イースター島に新空港建設
なんでも省エネ、代替エネルギーの使用など画期的な空港になるとか。島民のクレームを和らげるアイデアでしょうか?
観光客の制限や、島民以外がこの島に居住するのを制限する計画も出ています。

3) 麻薬犯罪者の処罰について
なんと少量の麻薬を扱って逮捕され、有罪判決を受けた犯罪者のうち、刑務所で服役中はたった26%のみ。麻薬組織の人間でも有罪判決者のうち48%だけが服役中とか。一般市民には許せない事態です。これを聞かれた法務大臣は、すべて法にのっとって行われており、裁判官の嗜好によるものではないと涼しい顔。よく回転ドアと揶揄されますが、警察が犯人を検挙しても翌日、シャバに戻ってまた犯罪を重ねる現行の裁判制度では一般市民としてはおだやかではありません。
これに関連して、世論調査ではチリ人の65%はたとえ身近で犯罪が行われても見て見ぬ振りをすると回答しています。私はチリに来てから既に10度以上、引ったくりや強盗の類の犯罪事件現場に居合わせていますが、被害者が自分の場合でも他人の場合でも直ちに反応しています。確かに近辺の一般市民の援助はありません・・・・・

4) 乗れない地下鉄
とにかく満員で電車がホームに入ってくるので、駅で待っている乗客が電車に乗れません。東西線(1号線)のラス・レハス駅の場合、ラッシュの8時ころは、なんと7台も電車を待ってやっと乗れたと新聞にレポートがありました。毎日これなら相当心身に答えますね。私も毎日メトロを利用していますが、そんなひどい目にあったことはありません。