(政治)

1) トリニダー・トバゴで第5回アメリカ・サミットが開催されました。オバマ大統領にとって中南米・カリブ各国の首長との始めての会議です。
キューバの件が主な議題になったようですが、さすがオバマ、ブッシュと違って柔軟さを示しました。これで継続中のべネスエラ・グループ対アメリカの抗争もやや趣を換え、チャベスオバマと友達になりたいとしています。アメリカとしてはブラジルに緩衝になってもらい、彼らとの対立の激化を避けたいところでしょうね。
この会議の途中でバチェレットはペルーのガルシア大統領と会談していますが、罵りたいところをこらえて笑顔で会談していました(?)
そういえば、ボリビアのモラレス大統領ですが、数日ハンストをして自分の要求の一部を勝ち取ったあと、彼を暗殺する計画が発覚しました。何とか今回は無事だったものの厳しい将来が待ち構えているのは間違いありません。もちろん会議場ではニコニコしていました。
2) チリで公正法が発効されます。これは政府関係の資料、数字を一般市民に開放するということで、公明正大を目標にしています。実際どこまでそれが浸透するのか不明ですが、たとえば、各省、庁などは、彼らが持つ資料・数字を公開する必要があります。この中には給料明細も入っているらしいが、「ゴンサロ部長は230万ペソもらっている」と発表するのは必要不可欠だろうかとの見方も出て、最終的には「彼の給料はランク1で、x百万ペソとx百万ペソの間に位置する」となるらしい。