(政治)
1) 領海問題
ペルーではもう勝利間違いないと国中が湧き上がっている様子。逆にチリは領海の一部をペルーに奪われると悲壮感が漂っています。現在はチリ領の最北端アリカは目の前の200マイルが領海ですが、ペルーの場合、最南端タクナはわずか30マイルだけです。チリの領海が遮っているので。
これが変更になるとアリカの漁師は大変ですね。水揚げ量が激減します。漁師だけでなくそれに関連した人間が職を失うとニュースに出ています。ハーグ法廷の結審は27日、あと少しですね。
それより前にバチェレットが彼女の内閣を発表するらしい。
2) RN党の崩壊
先週に続いて今週もまた一人ぺレス議員が離党しました。彼女は大統領選挙でマテイ候補支援隊の中心メンバーでした。
さらにRN党員の閣僚は政府が終わる3月までは大人しくして、そのあと離党を声明するらしい。このままでは半壊、崩壊まちがいなしですね。
RN党総会で、ピニェラに対し3月に政権を終えた段階で同党に戻ってほしいとの依頼がでています。現在の政権を支えたのは中道に近いRN党と一番右のUDI党です。ピニェラはRNの出身なので政府にかみつくとしたらUDIと考えていましたが、それは誤りで、政府にかみついたり逆らったりしたのはほとんどRNでした。もちろん党の首脳部がアホだからでしょうね。それが党の崩壊に近づくと、助けてほしいとすり寄っているわけです。
これはチリに住んでいて、政治に関心を持っている人以外には何の役にも立たない情報ですが、世界中で同じような事があると言うのは理解してもらえるかな?