(政治)

1) 人気投票
今月の数字も全く動きはなし。次の大統領になるのは誰でしょうと言う質問ですがバチェレットは50%、2位のゴリボルンは9%、3位はエンリケ・オミナミで4%。あまりの大差に誰も異論を挟む余地なし。バチェレットが野党側の候補になれば、彼女が次期大統領になります。右翼側としては何とか彼女の弱点を調べ、例えば27Fのツナミ問題、候補者から引き摺り下ろしたいところ。

2) 地方選挙
金曜日、街の中心部を歩いているとビルの壁になにやらペンキで書かれています。また空き地に立て看板が。これは違法の選挙広告です。まだ選挙が公示されていないので、一切の選挙運動は禁止されていますが、それを行なっているのは現職のサンティアゴ区長です。部下にこれはしてはいけないことだから、後1週間してから取り外してくれ。ただし材料を粗末に扱わずに再度使えるように大事に外してくれと命令を出しているのでしょうね。
その隣の中央駅区の区長候補に左翼のカミロが出ますが、その出馬式にラゴス元大統領、バチェレット前大統領の母親などが集まり盛り上がりました。彼は昨年の学生運動のリーダーですが、現職の区長はそんな経験も実績もない若者をよく候補者にするものだと感心(?)しています。

3) 厚生省のアウへ実態
厚生省が順番待ちの長い列をほとんど解消させたと勝利宣言をしましたが、それに疑問があると監督局。野党側はこれぞとばかり政府の虚偽レポートを責めました。
この先週の動きから今週はもっと盛り上がると思われましたが、ほとんど動きはなし。政府側は、多少のエラーはあるにせよ、大筋では政府発表は間違いない。ちゃんとインターネットでどの患者が何時手術を実施したか発表していると逆襲し、監督局に問題の再検討を呼びかけました。これに対し野党側の猛攻はなし。
ただテレビのニュースにその順番待ちの患者が、手術はまだ行なわれていないのに請求書が来たとクレームしていましたが、その患者は翌日に手術が実施されたとか。政府もかなり気を使っていますね。
そのアウへ政策はラゴス政権のときに設定され、すべての市民に公平な医療を乙波するというものです。もっとも今の野党が与党だったときも上手く運営されていなかったのは誰もが記憶しているでしょう。

4) 労働組合の代表選挙
CUTと言うのはチリ最大の労働組合ですが、それをこの12年間率いていたのはマルチネスと言う社会党員でした。しかし今週の選挙で、彼は敗れ、新しい代表は共産党党員のフィゲロア(女性)です。組合活動がどう変わるかな。昨年の学生運動にはCUTも常に同調してデモに参加していましたが。