(経済)

1) 2011年の国家予算
何でも今年度対比5%アップになるらしい。民間のほうが景気が良いので国家としては大盤振る舞いをして景気の回復を図る必要はないとの見方から、固めの予算になるとか。

2) ペソの急上昇
何しろ1ドル500ペソの壁を破り、487ペソまで来ました。世界通貨に対してチリのペソは過去6ヶ月で米ドルに対しては8.8%、エウロに対しても8.1%、元に対しても7.3%、そして円にも2%の切り上げです。なんだか一人勝ちですが、銅の値段が高値で安定ですからね。ところで今週のチリの株式市場はやや下げましたが、これも高値安定です。

3) マインへのロヤリティ税
先週、下院を通過したこの法案は来週、上院にかけられますが、一部の鉱山会社から、「これは2025年までの期間限定の法案で、それを了承した会社には2010−2012年は支払い方法に自由裁量が残っているが、なにやらアヤフヤではっきりしない。既に2005年に同じような法案が出ており、この先50年くらい同じ法律がチリの鉱山を見守るようには出来ないものか」とクレームが出ています。なるほど、そうですね。