(一般)

1) 建国200年記念
こんな数字はどうですか?
  1810年  人口  81万人 農村部の住民71%都市部29%
  1910年  人口 330万人 農村    43%  都市57%
  2010年  人口1700万人  農村   13%  都市87%
1810年って、日本はまだ徳川幕府の時代です。しかし時代の流れは
すごいものがありますね。

2) その建国200年記念行事の中で最も人気のあったのはモネダ宮殿を使った光ショーで何でも合計50万人の見物客があったそうですが、一緒にマラソン練習をしている林さんはそのショーを見物し、サンティアゴラソンの時の会場もここですが、あの時(参加者他の総計は3万人)の人手と全然違う混みようだったと教えてくれました。確かにすごい人手だったようです。チリ人って人気のある行事に参加するのが好きですからね。

3) 右翼の政治家暗殺事件の容疑者アパブラサはアルゼンチンにいますが、何でもそこで一部の層には国民的英雄のように考えられているとか。それはアルゼンチンにもチリと同じような軍事政権が独裁政治を行った時期があるので、ピノチェットの軍事独裁にも反対し、その中心メンバーだったグスマンを暗殺した彼は軍事政権に敵対した英雄となるわけです。駐アルゼンチンの元チリ大使のマイラはこれについてチリではピノチェットの影響が裁判所にまだ残っており、そのためアルゼンチンは彼をチリに引き渡そうとしないとコメントしています。もちろんこれはチリ・アルゼンチン間の国際問題を引き起こすでしょうね。しかし右翼と左翼の戦いは続いているわけですね。

4) アタラ判事の子どもの養育権でチリは国際法廷に立たされる事になりそうです。
普通、夫婦が離婚した場合、子どもの養育権は女性がとりますが、アタラ判事の場合は彼女が同性愛者だったことから、チリの法廷は男性側に養育権を認めました。これを不服とした彼女は国際法廷に訴え、チリ政府とのやり取りがあった末、本格的に国際法廷で裁かれることになったもの。チリ政府の頭が古いのか、彼女には養育権はないのか、どうなるでしょう。

5) 例のサン・ホセ鉱山の生き埋め事故は、救出作業が進んでいますが、救出までには後1月くらいかかりそうです。全員、今のところ元気です。で、政府が行っている救出作業の費用を同鉱山に後で支払わせる準備が進んでいますが、それによると49億ペソくらいになる模様。現在まで既に18億ペソが支払われた由。