(政治)

ピニェラ動向

日帰りでコロンビアに。新大統領デゥケの就任式に参加。他の国の大統領とも面談。付き合いですね。

しかし今週のニュースは大臣の交替です。3名の大臣が替わりました。マスコミで意外な交替と言うコメントもありましたが、最近、彼の人気が落ちているので、その回復手段として大臣交代の方法を選んだのでしょうか。

素人の私には、教育大臣は例のビンゴ発言で悪名を呼びましたが、後の二人は何故更迭されたのか不可解。問題視されていた厚生大臣は据え置き。
これは教育大臣だけの入れ替えでは問題となるので、ショックを和らげるため他の二人を道連れにしたのではと推測します。その3人はたった5か月の任期でした。
野党側はピニェラに大臣を選ぶ目が無いからこんなことになると馬鹿にしましたが、民主化してから今回は短期間の大臣更迭としては2番目でした。1番短かったのはバチェレットの時。ピニェラを馬鹿にすると同じ理屈ではバチェレットはもっとアホと言うことになりますね。
その大臣交代式はテレビで実況中継されましたが、その中でピニェラは経済成長について語り、現政権時の成長は前政権時より明らかに上向きと自信を見せました。
バチェレットはピニェラの言う成長は見せかけだけでしょうと嫌味を言うとどの数字が本当で、どれが見せかけなのか議論になりました。確かに政権交代数か月で大きな政策変更が無ければ、現政権が良くなってきたと言うのは前政権のおかげかな? ピニェラは各大臣に経済の発展の様子・問題点をはっきりさせるよう指示を出しました。バチェレットの嫌味が効いたようです。
ところで任命された一人の大臣の過去に問題があるとかで即時辞任を要求する声が出ています??? 
その他では軍隊の予算をコデルコ銅公社の売り上げから引き抜くのではなく、通常に国会で予算審議をして作成することになりそうです。これは来週からの大問題になりますね。

バチェレット動向

3月に任期を終えればもう姿を消すと思ったけど、大間違い。毎週ニュースになっています。今週は国連が人権保護局の上位の席を彼女に用意したと発表しました。ジュネーブで4年間住むことになりそうですね。
人権保護の仕事をするなら、ベネスエラやニカラグアなどの左翼政権援護はすべきでないと言うクレームも出ています?
それからピノチェット政権時に左翼を拷問・殺害した軍人が何人か刑務所を出て自宅拘留になった処置が正しいか誤っているか問題になっていますが、裁判所内でも、一致した見解が無く各裁判官によると言う様子。それは国として一致した判断を持つべきではないでしょうか。