(一般)

1) 大雨による泥流の氾濫
第10州のチャイテンで、州都のプエルト・モンの南ですが、大雨による泥流が村を覆い、多数の死傷者を出しました。村の半数の家が全半壊したとか。この村は以前に、近くの火山の爆発で灰が村を覆い尽くし、退去を余儀なくされるとか、同じ泥流に襲われるとか天変地異を何度も繰り返しています。しかし1日で120ミリの雨が降ったから川が氾濫し泥流が村の半分を覆いつくすと言うのは単なる天変地異より、川のコントロールをしようとしない行政の責任もあるような気がします。手はありそうですが。
2) 外人観光客
今年の11月までにチリを訪問した観光客は470万人ですが、その内、42万人は出国していません。チリが気に入ったのでここに残ると言うわけでしょうね。初めから仕事をするために来たのかな。まぁ、私もその一人です、約40年前ですが。
しかし観光客が増えたため、空港は便の3時間前に来るよう乗客に要請しています。1600万人の乗客を考えて設計された現空港に2000万人が発着しているわけですから、問題が起こるのは当然ですね。3000万人の乗降客を扱える新空港が出来上がるまで問題は継続です。今週、仕事で空港に行きましたが、確かに乗降客があふれていました。
3) アメリカのシンクタンクの発表ですが、世界各国で現在と50年前を比較すると自分の国は良くなっているか悪くなっているかと調べた所、ちょうど私の年代が判断するのでしょうね、日本は4位で65%の人が良くなったと思うらしい。チリは43%でラテンアメリカではトップ。と言うのはブラジルは35%、アルゼンチンは23%、メキシコは13%、ベネスエラは10%とほとんどの国は昔の方が良かったと思っている由。この数字は不思議な気がします。