(一般)

1) 自然災害
サンタ・ルシア村の土石流による事故は死亡者16名、行方不明6名ですが、また雨が降り出して捜索は一時中止です。 しかし既に数年前にこの地区での大惨事が予想されており、その予防が全くされていなかったことから、被害者側が政府などを訴える裁判を起こす可能性があるとか。
第5州の山火事の方は一応収まったようですが、イースター島で50ヘクタールほど山火事になりました。
2) マプチェ問題
もう5年も前になりますが、マプチェが荘園主の住む家屋に放火し、中にいた老夫婦が焼死しました。放火したマプチェが一人逮捕され15年の懲役刑になっていますが、その後、テロリスト法案を使って11名が、この事件関連で逮捕されました。火をつけたと有罪になったマプチェは一人で行動していたわけではないので当然ですね。ところが、先日、裁判所は証拠不十分として全員を釈放しました。
それが問題となって、今週、上級裁判所が、その判定を覆し、再度、全員を取り調べることになりました。
その容疑者の一人のマプチェの祈祷師は「相手は金を持っているから裁判所とつるんでいるのだろう」とコメントしています。他には「いかにもチリの裁判所のレベルが低い現状を示す悲しい再審」とする意見もあります。

3) 大晦日
チリでは大晦日に打ち上げ花火を楽しむのが慣習になっていますが、今年もその例の通り、一番有名な第5州のビーニャ・バルパライソの海岸に多くの観光客が詰めかけました。なんでもサンティアゴを出た車は43万台、バスで出発する人を入れれば何と2百万人と言われ、首都圏の3人に一人は家を空けるわけです。
もっともサンティアゴも中心のエンテル塔から上がる花火を多くの人が楽しみ、地下鉄は元日は夜中の2時まで動くとか。ゆっくり花火を見てから家に戻れるわけですね。
4) 大学入試
試験の結果が発表されました。その中で優秀な成績を収めた学生がモネダ宮殿に招待され、バチェレットと朝食をともにしました。
日本と同じように、どの学校が多くの優秀受験生を出したかなどが報道されます。これから学生はどの大学に入るか選択をする必要があります。
5) 年長者
チリで100歳以上の人は4770人ですが、一番沢山年長者が住んでいる区は多い方からラス・コンデス、マイプ、ビーニャ・デル・マルでした。そして長寿が多い区の10のうち7は首都圏でした。やっぱり優れた医療施設が多いと言うのがその理由でしょうか。
6) 空港利用客
2010年のサンティアゴ空港の利用客は990万人でしたが、今2020万人。7年で2倍以上ですね。今年の国内線利用者は1040万人、国際線は970万人。ほとんど変わりませんね。
これが現在、進行中の新ターミナルが完成すると3000万人まで利用できるようになります。