(一般)

1) 借金
また借金の黒い影がチリの空を覆い始めたようです。
クリスマスが近く、プレゼントを買う人が街にあふれています。クレヂッとカードで買い物をして、期日に支払われないとディコムという滞納者リストに名前が記載されますが、その数が急増している由。払えないものを買うなですが、限界を超えて買い物するチリ人が多いわけですね。
2) ツナミ
もうあの大地震27Fから3年たちましたが、今週、裁判所は国に対し被害者家族に賠償金を支払うよう判決を出しました。その家族のほかに48家族が同様の提訴を出していますから、大多数の家族が合計31億ペソと言われる賠償金を受給されることになりそうです。被害者家族は金銭で失った家族を取り戻すことはできませんが、何かの助けにはなります。   その時の8州の州知事がツナミの起きる可能性はありませんから、家で待機してくださいとラヂオで放送したのが大量の被害者を出した原因とされています。彼は自分は海軍の緊急事態局の出した指示を伝えただけとびくともしません。
もちろん最後は時の大統領バチェレットに来ますが、彼女も緊急事態局の判断を尊重しただけと言い逃れ。緊急時の組織が機能していなかったのはその上部団体、つまり政府の責任でしょうね。もっともチリだけでなく日本も同じようですから、緊急時の処置は世界中どこでもうまくいかないわけですね。
3) 天変地異への準備
アメリカの大学が地震、台風、気候の変化などが起こった時の対応体制を世界180か国で調査しました。
いつものようにトップはデンマーク、スイス、ノールウェイでした。チリは世界25位。ラテンアメリカではトップでした。日本はチリより下の33位。やっぱり東北大地震の政府対応のまずさが効いているのかな。