(一般)

1) 革命記念日
9月11日はチリでは軍事革命記念日です。アメリカでも飛行機がビルに激突した記念日ですが。
さて毎年のようにチリでは暴徒と警察の争いになり、警察官一人が射殺されました。暴徒が商店などの略奪をしないよう警備していたらしいですが、暴徒もふんだんに銃器を所有しているので、この種の事故は防げません。20年前なら左翼と右翼の戦いという雰囲気もありましたが、今は格差の拡大から来る貧困層の抵抗と言う感じになっています。彼らは機会があれば壊す・盗むことが生きがいになっているのでしょうね。チリの社会格差は統計では縮まっているといわれますが、下の層には統計の数字など何の意味もありません。もっとも中国で起こっている反日運動も同じような意味合いがありそうです。

2) 建国記念日
ブラジルも先週建国記念日だったようですが、チリと比べると盛り上がらないそうです。ブラジル人もカーニバルには盛り上がりますが、建国・愛国には興味を示さないのかな? チリ人が他国の人より愛国心が高いか分かりませんが、日本で言うところの盆と正月が一度に来たようなはしゃぎ方です。サンティアゴから南に行く高速道路が料金徴集所の渋滞で4時間も待たされたとか、飛行場に旅行者が溢れ、何時間も遅れたと報道されました。確かに航空券が売り切れていたわけですね。来週一杯この騒ぎが継続します。
遠くへ行けない人は各地に設けられた集会場で夜遅くまで飲んで踊って騒ぎます。事故が少ないように祈ります。