(一般)

1) 愛国週間
木曜日、多数の会社は午前中に仕事を終えアサード、エンパナーダを従業員に配りました。それから、金曜日、土曜日、日曜日と祝日が続き、今年は月曜日も祝日になっています。ちょっと祝いすぎ?と言う気もしますが、交通事故による死亡者は最初の3日で30人を越え、前年を上回っています。スーパーマーケットなどは月曜日まで休みなので。食料品がなくなってしまい・・・と言う家族もいるらしい。モネダ宮殿での光のショーには連夜、数万人の人がつめかけ、国立競技場の18記念ショーにも多数の市民が押し寄せました。5州のビーニャとバルパライソの花火ショーは多数の観客が見守り中で行われました。19日は軍隊記念日で毎年のように、軍隊パレードが行われ7500名以上の兵士が参加しました。
つまり北から南まで全国でお祭り騒ぎが続いています。

2) 隣国のチリを見る目
建国200年で祝うチリですが、隣国で調査したところチリ人を信用できるとするのはアルゼンチン人では58%、ボリビアでは33%、ペルーでは20%。アルゼンチン人の場合ウルグアイ人が一番信用できるとし2位はブラジル人、3位にチリ人が来ます。逆に最も信用できないと考えるのはペルー人の場合、1位はチリ人で78%、2位はエクアドル人で67%とか。面白いのはボリビアで、彼らが一番信用できないのはペルー人で82%、チリ人は61%が信用できないと考えています。まぁチリは隣国3カ国で嫌われていることがこの数字から出てきます。

3) サン・ホセの落盤事故
まだこのニュースは続きます。彼らを救出する為の穴を掘っていた機械が彼らのいる730メートル地点に到達。次はその穴を拡大して彼らをそこからカプセルに入れて上に上げる作業になります。18のお祭りでは穴の底と穴の上で同じ12時に国家を歌う儀式が行われ、連帯感を上げました。なんだか全員救出がついそこまで来ているようです。19日の昼ごろ、ピニェラ大統領もそこを訪問しています。
その鉱山は第3州にありますが、その首都コピアポのホテルとレストランは連日満員で大騒ぎとか。救援陣営、マスコミ、政府関係者が押し寄せるからですね。彼らにとってこの落盤事故は神風のようなものでしょうか。

4) 極左のロドリゲス戦線の主要メンバーで右翼UDI党の創設者の一人グスマンを暗殺したとして指名手配中のアパブラサは現在アルゼンチンで拘留されています。チリ政府は彼をチリに送還するよう要請中ですが、同国の最高裁判所が送還について合憲との判断を下しました。これで同国大統領のクリスティーナの最終判断に任されることになりました。チリ側、特にUDI関係者はこれで暗殺された同志も安心して眠れると喜んでいますが、なにやら風は逆で、18日チリを訪問した同大統領はこれは両国間の最重要問題ではない。仮に彼をチリに送還しなくても両国間の友好には関係しないとコメント???。

5) チリ人の考える都市順位
チリ人はチリで最も良い都市に5州のビーニャ・デル・マルを選びました。今週私たちが訪問したところです。2位は隣のバルパライソ、続いてラ・セレナ、サンティアゴコンセプシオン、バルディビアとなっています。しかしビーニャは人気がありますね。毎回、この種の調査では1位を占めますから。