クスコへの旅  予告編   11年5月

クスコへの旅は若いうちに、もしくは元気のあるうちにするのが良いと言うのがこの旅の結論になりそうだ。             細かいことはともかく、インカの遺跡を歩き回るのにはエネルギーが必要だからだ。私にとって78回目になったマチュピチュでも展望台になる丘に登り、そのあとインカ橋を目指して歩くのは楽しかったが、確かに脚力が必要だった。それと並んで、クスコ周辺の3大遺跡になるオリャンタイタンボやピサックの遺跡にもきつい登りが待っている。こう書くと、「藤尾さん、もう年齢を考えなければいけませんよ」と言われそうだ。                          天候に恵まれ(雨はほんの少しだけ)、観光シーズンでなかったので、ホテルやレストランもすいていた。               ただ個人旅行をしたのでマチュピチュ行き列車の切符の入手には苦戦した。おまけに高い運賃を取りながら、線路のメンテは悪く、汽車は派手に揺れる。そして汽車はオリャンタイタンボとマチュピチュの間だけで、クスコからここまでバスに乗るのも不思議だった。    クスコは大きなビルがなく(通常の建物は4階建てしか許可にならない)昔のイメージを保存しているが、人々は手から携帯電話を離さず、近代化の波は確かに目立つ。悪いのは道路に小便をすることで町のどこでも異様な悪臭が漂っている。インカの石壁にみんなの民意を示し、道路での立小便をやめましょうと張り紙がしてあった。
私の好きなアンデス民謡を聞きに3店に入る。しかし教会のミサには4回参加した。音楽よりミサが好き?              クスコのイエズス会の教会も詳しく調べたが、旅行記に加えても良いかな?                            30年前の友だちに奇跡的に再会に成功。楽しい昼食会を持てた。それから現地の人とたくさん話をしているので、クスコとその周辺の実情をお知らせできるはずだ。
「クスコへの旅」の完成を楽しみに待ってください。