チリの風  その403  2010年12月20日―26日

あと1週間で2010年も終わりと、いつも同じような台詞を考えるのは老齢化のせいだろうか?今年は特に1年がたつのが早かった気がする。
11月から自由な時間が増えたので、読書量が急増です。今年の訪日で高野山の印象が良かったので、それにちなんで司馬遼太郎空海の風景を読みました。若い空海の鍛錬ぶりが気に入りました。
高野山の樹林は見事でしたが、もちろんそれは人工の素晴らしさで、観光客の入らない地区では倒れた樹木がそのまま放置されています。でも、それが自然なんですよね。もちろん私たちの目には手入れされた自然のほうが印象良く映りますが。
毎週、山に入って小鳥のさえずりを聞いていると自然のバランスをよく理解できます。環境がよければ小鳥は増加するし、逆に増えすぎれば餌が不足になり減少する。人間も同じなのですよね。自然の中の一員と言う意味で。今週の木曜日の山登りは幻想的でした。上から薄い雲が流れてきて、霧のようにあたりを包み込み、いつもと違う山にドキドキしながら登りました。
金曜日の夜、近くのロス・ドミニコス公園で行われたクリスマス・イブのミサにア二―タと参加。説教を聞きました。大勢の参加者の割りには熱気が乏しかったようです。昔、そのイエスが生まれたと言われる場所に立てられた教会を訪問したのを思い出します。ベツレヘムです。
日曜日は年末恒例の日本人会の餅つき。アニータと二人で参加。息子も加わって餅をつきました。昨年は娘も一緒だったのですが、今年は日本留学中で不参加。しかしアンデス会の連中は中高年になっているのに元気なこと。敬服の至り。
今週も三組の訪問客があり、楽しく会食しました。