(一般)

1) 毎年この時期にテレトンが行われます。(今年は11月最後の週末)
身体障害児童を援護するための施設を拡充するため、一般の市民にカンパを呼びかけるお祭りです。
チリの有名タレントはこのテレトンにほとんど参加します。丸1日、テレビは全局この番組を報道します。
ところで最近ファルカスという人間がマスコミを賑わしています。先日の選挙のときも彼のニュースは何度も出ました。まだ若いのですが、鉱山を所有したりして超金持ちで、人々にお金をばらまく趣味があります。選挙投票所にリムジンで乗りつけた彼は立会人に自分の金時計をはずし、あなたの腕時計と交換しましょうと持ちかけました?!今週も飛行場で歩いている人にお金を配り始め空港が大混乱。
彼はアメリカに住んでいたとき、ナイトクラブで音楽演奏をしていたとかで、ピアノが達者ですが、その彼にテレトンで演奏させるか、させないかでもめているらしい。
金離れが極端にいいので、来年の大統領選挙の候補になるとの噂も流れている。まさか彼がテレトンで演奏すると知名度がさらに上がって大統領の有力候補になるから、この番組で演奏させるなとどこかから圧力がかかっているのではないでしょうね。アホな話です。

2) 公共事業省の汚職問題
以前、ニュースによくなっていましたが、また今週50億ペソの不正があった疑いで役所のコンピューターを押収、また業者も逮捕されています。小さな問題で終わるのか、まだまだ根が深いのかは来週に分るでしょう。

3) 大学生の数
2005年の大学生の数は同年代の25%となり、これは20年前の2.3倍の数です。高等教育を受ける人間の数が着実に増えていることがチリの発展の基礎になっているわけですね。

4) アパートの建設は昨今の不景気問題をもろに受けますが、専門家は98年のアジア危機のような大きな落ち込みにはならないだろうと見ています。そのときは前年対比、42%の大ダウンになりましたが、来年は今年から10%下がるだけとの見方。そうでありますように。
サンティアゴで一番平均売値の高い区はバルネチェア(日本人学校のある区)で1M2あたり51UF(約100万ペソ)2位がラ・レイナで49UF、3位は私の住んでいるラス・コンデス区で48UFでした。
つまり100m2のアパートでは日本円で2000万円くらいですね。

5) 政府は文化財保護ルートというのを全国に設定することにしていますが、今週そのルートの一つミロドン・ルートが新聞に掲載されました。
ミロドンと言うのはチリ南部に住んだ恐竜でプンタ・アレナス近郊で化石が発見されています。このルートはプエルトナタレス近くから始まり、3泊4日でかの有名なトーレ・デ・パイネの古い湖地区まで歩行するものです。私はこのルートの一部は以前歩いたことがありますが、素晴らしいですよ。