(経済)

1) 金融危機サミットG20が終了しました。テレビのニュースを見ているとブッシュの隣りにブラジルと中国の首相が着席していました。フーム、世界は変わっていますね。
世界の先進国といわれた少数の国だけではこの危機に対処できないとして参加国が急激に増加されたこと、しかもブラジルや中国は参加しただけでなく存在感を示しました。
チリはなんと言っても国の規模が小さいので南米ではブラジルの陰に隠れてしまいます。まぁ小粒でもピリリとすればいいのですが。

2) 銅の価格は下げ続けているし、チリの平均株価も下がっています。
しかしドルは高値で維持していますから輸入品の価格は上昇するしかないですね。ところが、全く逆に、物価が下がっています。いや、商品が売れなくなることを感じたメーカー、デパートが値下げ競争に入ったということでしょうか。急に家電商品や車の値段が下がっています。この数年売れ行きが急上昇していた車の販売はこの先しばらく下がるほかないようです。
これにアパートの価格なども追随するのでしょうね。それは経済失速を防ぐ即効薬ですね。
同じような話題ですが、毎年増えていたアメリカ人観光客の数がここに来て10数パーセント減少とか。
外国人観光客が減った分をチリ人の観光客で穴うめすべく、チリ発(着)アルゼンチン着(発)の観光船のツァー費用がなんと40%も下がりました。ドンドン安くなれば、私も一度は利用してみたいです。
3) 中央銀行がこれまでの政策を替えました。17ヶ月間上昇傾向を続けた金利を下げる方向転換です。世界中?の国で金利が下がっているのに一国?チリだけが8.25%の高い金利を維持していたのが、とうとう方向転換です。意地の張りすぎ、変更が遅すぎるという気もしますが。
さらに中銀は来年の経済成長予想を低めに変更しました。物価上昇率も現行の年10%から4%に下がると予想されています。