(政治)

1) 例の厚生省のスキャンダルは継続中です。
   アメリカの新聞にも、CNNのニュースにも発表されています。現在のチリを代表するニュースとか!
何でこれがチリを代表するニュースやねんと言いたいですが、とにかくエイズ検査で陽性と出ながら、その患者に報告していない例が500件以上とか。そしてあわてて連絡すると、秘密厳守ができず、通報された患者がこの粗雑な連絡のため仕事を失ったと裁判所に厚生省を訴える事件も発生しました。
替わったばかりの厚生大臣は誠に申し訳ないと陳謝しました。ニュース解説者が「これは日本なら刀を使って切腹ですね」とコメント??!!

2) ペルーのリマで来週中南米首長会議が開催されます。
 バチェレットさんはちゃんと発言して帰ってくるのかな?
 今週もチリ21が主催したサンティアゴ会議で彼女はブラジル外相やアルゼンチンの前大統領などと面談していますが、詳しいニュースはありません。
 さて今週の賃上げ要求の公務員ストを何とか抑えた政府ですが、政府が組合に提示した額があまりにも低いと来週もう一度ストが実施されます。しかし交渉能力の低い政府ですね。
内憂を嫌ってリマの会議から帰ってくるのを彼女は数日遅らせたりして。それならマチュピチュにでも行って来ること薦めます。行きたい!マチュピチュですからね。
 そのペルーはロシアと友好な関係も持っていませんが、最近の報道ではロシアと密接に連絡をとっている中南米の国としてキューバニカラグア、コロンビア、ベネスエラ、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、そしてブラジルの名が上がっています。エクアドルの名がないのが不思議ですが、中南米の大半の国がロシアと友好関係にあるわけですね。これが冷戦時代なら大変な問題でしょうね。今はあのブッシュが大統領ですからロシアの台頭にもアメリカは鷹揚に構えています。

3) 政府側の次期大統領候補はDCのフレイと社会党系のラゴス(いずれも大統領の経験あり)の間で争われることになりそうです。新鮮味のない両候補では勝てないでしょうね。私は彼らに投票しましたが、次回は彼らのどちらが出ても投票しません。