(一般)

1) 日本の捕鯨問題
しかしこの問題も国際化しましたね。チリでは一般市民にもお馴染みになりました。道路わきの広告で反捕鯨を謳ったものも見られます(グリーンピースの宣伝)高い金をかけて宣伝する価値があるのかは別にして、チリでも市民の関心を呼んでいるのは確かです。アンデス会の一人が町中で数人のチリ人にかこまれ、彼を日本人と確かめてから、自分たちは捕鯨に反対だとしニッポン人はチリから出て行けと言われたらしい。しかしクジラの問題は、じゃこれでニッポンはチリと関係を断絶しましょうと言うほどの問題でもなさそうですが・・・
大使館にも数度ペンキをかけたグループがいるらしい。

2) 子供の犯罪
   どこの国でも子供の犯罪には頭を痛めます。大人のように刑務所に送り込めばよいと言えないからです。チリで有名になった子供ミゲリート(ミゲルの愛称、ミゲルちゃん)の場合、14歳で16回の逮捕歴を持っています。父親は刑務所で服役中、母親は麻薬密売人と言われ、家族そろって犯罪歴があるので、もう警察に捕まるのが怖いとか嫌だととか思わないのでしょう。近所の悪がきを集めて組織をつくり、かっぱらいなどの常習犯になっています。この子供をどうすれば矯正できるか話題になっているわけです。立ち直れればまたテレビ番組の顔になるのでしょうが。

3) 大人の犯罪で困ったものは男性による配偶者殺しです。なんと今年に入ってもう12人の女性が夫(同居者)に殺されました。そんな悪い男を選んだのが失敗だったのしょうか?運の無い人が多いものです。

4) 南極観光などチリ南部の観光事業が年々増加しているのは喜ばしいことですが、先年南極で事故を起した船が外国船だったように、なんとチリをベースに動かされている観光船のたった25%がチリの船で、残りは外国船。これではたまらないと国内船グループが税金などを利用してチリ船舶の擁護を訴えました。当然でしょうね。しかしチリの観光事業はアルゼンチンに大きく遅れを取っていますね。
さてブラジルのルラ大統領は南極観光のためチリのプンタアレナスに到着しましたが、悪天候のため飛行機が出ず、旅行は中止のようです。