(一般)

1) PSU(大学入学試験)
先日行われた入試の結果が発表されました。学生はその結果(総得点)をもって自分が入学したい大学・学部を探します。どの学部も最低得点がありますし、得点の上の学生から入学を許可するので、真ん中クラスの得点の学生は大学が決まるまでドキドキですね。
どの高校が優秀な生徒を出したかのランキングが公表されました。日本でも東大合格者の入学者ランクとかありますね。公立校が低く私立校が高いのはいつもの例ですが、公立の中でがんばっていた国立学院がベスト100から落ちました。そこは最近、毎年のように学生が学校を占拠し授業が行われていませんでした。それを政府が指摘すると、学生代表は「まるで現政権は右翼の政権だ。学生運動を全く認めず、力で押さえつけようとする」とコメント。それで世界が動くかな?
2) 海軍の不祥事
最近、海軍の艦船に女性が乗務するようになりましたが、今回のその一つリンチと言う船の中で秘密カメラがしかけられ女性乗務員を盗撮していたのが明らかになりました。元海軍長官はコメントを求められると、「そういうことがありそうだから、俺は女性を艦船に乗せると言うのは嫌がったのだよ」もちろん関係者は処罰を受けますが、裁判にかかる可能性も強そうです。
3) 軍人の収監者
しばらく前から話題になっていることですが、軍事政権時代に左翼関係者の拷問・殺害に関与した元軍人の囚人が、刑務所内で自らの過ちを認め、処罰を軽減するよう依願していました。 最高裁場所はそのうち二人に条件付き釈放を認めました。法務大臣の考えたストーリーどおりですね。勿論、人権委員会などは猛反対しています。
4) 大晦日の大騒ぎ
日本なら紅白歌合戦を見て、除夜の鐘を聞き、神社にお参りでしょうが、チリの場合はあちこちで行われる花火大会を見るのが大晦日の習わし。一番人気があるのはビーニャやバルパライソの第5州の海辺の花火ですが、早くから会場で場所取りをして、そこで仮装をして、シャンパンを飲み騒ぐのが日常化しています。今年は百万人の参加者とか。朝まで騒いで、酔っ払って家に帰る習慣は素晴らしいとは思えませんね。しかしそれが増えています。
サンティアゴの中心部、エンテル・タワーでの打ち上げ花火に大勢の観客が集まりましたが、彼らが残したなんと35トンのゴミを区役所は特別チームを作って清掃しました。
チリ人の中にも大晦日のバカ騒ぎにはうんざりすると言う人はいます。少数ですが。