(経済)

1) 賃上げ要求 
公務員の幾つもの労働組合は来年の賃上げを7%要求することに決めました。大蔵大臣は全くその実現性は無いと落ち着いています。識者の見解では4%くらいになりそうとか。
2) 銅価格                          
毎週同じ問題ですが、コデルコ社長がもう金が無い、何もできないと派手にクレーム。今年の1−6月の決算は赤字。大蔵大臣も彼の言うことは正解だと同調しました。
2006年と昨年を比較すると、2006年にはコデルコが国庫に納入した金額は全国家予算の22%で、昨年はほんの2%。いかにコデルコの落ち込みがひどいかが分かります。
しかし問題は銅法案としてコデルコは直接、4軍(陸海空警察)に金額を渡しますが、その金額はほとんど落ちていません。その理由はコデルコが国庫に入れるのは利益からで、軍隊には売り上げの10%を入れます。つまり利益が落ちたので国庫向け納入は大幅減少だが、軍隊向けにはほとんど減っていないわけです。軍事政権時に改正したその法案を民主化してから何十年も触らず維持しているわけですね。
軍隊を掌握していない、怖がっていると言うことでしょうか。この方式を変更できれば、コデルコの近い将来の投資計画実施や大学の無償化、極端に少ない年金受給者の援護など簡単にできるのですが。