(一般)

1) サンティアゴは雨に弱い
たった10ミリの雨が降っただけで市内の交通に大きな支障。市内各所で渋滞が起こり、いつもの倍の時間がかかったと自動車の運転手がクレームしていました。しかし雨に弱いサンティアゴは歴代どの政府も手を打てませんね。

2) 学生運動
今年度第1回のデモが開催され、5万人の生徒・学生が参加。6ヶ月ぶりの大デモでしたが、警察との衝突は昨年より穏やかでした。さて今週の政府発表の教育費援助案を彼らはどう評価するかな?

3) 空軍の事故
昨年9月のサン・フェルナンデス島事故で20名以上の死亡を出しましたが、この事故について空軍内での調査が終了し、今週多くの関係者が空軍から責任者とされました。大将2名、司令官1名、そのほかとかなり上位のクラスの人間が職を解かれるなどの罰則を受けました。
しかし不思議なのは誰は何を誤ったかの詳細がありません。例えば部品の修理が必要だったが予算の関係でそれを買わなかったとか、翼にひびが入っていたが、修理する時間がなかったのでそのまま出発したとか、定員を超えた乗客があったが、無視して出発させたとかなら誰が責任者か良く分かると思いますが。このほかに裁判所が事故調査を実施中。この結果によっては空軍長官も首になる可能性があるらしい。

4) 凶悪犯罪の減少
2012年第1四半期の凶悪犯罪の数が2%ほど昨年対比で減少した由。統計の数字は信用できないとするか、わずかでも減少したのは良しとするかのどちらかです。
バチェレット政権の最後のころから毎年10%も増加していたのですが、少しは歯止めがかかったのかな?

5) 交通事故死
先月からアルコールを帯びた運転を厳しくチェックする法律が実施されていますが、その結果、事故死が激減しています。昨年3月の事故死数は26人でしたが、何と今年はそれが4人になっています。フーム、酒酔い運転はそれほど事故に影響するわけか。

6) ニカノル・パラ
彼はチリを代表する詩人です。先日、スペインの文学賞を受賞しましたが、彼は式に参列せず孫を代理に送りました。 しかし彼は97歳ですよ。90歳を越えてまだ文章を書けるのですね。すごい!
パラの家系は詩人・歌手とか文化人をたくさん出していますね。ビオレッタ・パラはチリのフォークソングの代表みたいです。私はいまひとつピンとこないのですが、藤尾さん彼女のすごさが分からないのとチリ人の友人に馬鹿にされます。

7) 夏時間の終わり
この日曜日からやっと自然時間に戻りました。