(経済)

1) 銅価格とペソの下落
偉いことになりましたね。わずか1週間で世界が変わりました。チリにとっての頼みの綱の銅の国際価格が大きく下がり、それに逆比例してドル価格が急騰です。
銅の価格は8月始めポンドあたり4.45ドルまで上がりましたが、何とこの1週間で17%も下落し3.31ドルで終えました。専門家によると更に下落し3ドルまで行くだろうとか。しかし何が専門家ですかね。銅の在庫量は特に増加していないので需要・供給から値下がりしているわけでないことは素人の私にも分かります。またしても誰かがこれを仕組んでいると思わせます。
教育問題で政府は何とか増税せずに教育関連費用の増加を計画していましたが、頼みの銅のこの傾向を目の前にすると、もう甘い顔をしているわけにはいきません。
それから世界の株式市場が下落していますが、誰かが空売りしておけば、この下落で大儲けでしょうね。今年に入ってチリの市場は23%の下落。またラテンアメリカ平均は28%の落ち込み。日経平均は16%の落ちです。きついですね。
今週、イキケのフリーゾーンで働いていましたが、そこはドル建てペソ払いの仕組みで、ペソが大きく落ちたので、わずか1日で10数%の値上げ。客は怒るし、販売員は泣くし。1ッドル470ペソだったのが520ペソまで上がりましたから。

2) ランチリ航空とタム航空(ブラジル)の合併の話は一時中断していましたが、両国の審査機関の結果が、合併受諾に向かったようで2012年に実現の模様です。