(経済)

1. 公定金利のダウン

今年に入って何と6%も下げ、現在は2.25%です。日本やアメリカのようにほとんど金利のない国を除くとブラジル11.25%、メキシコ7.5%、ペルー6%ですからね、いかにチリが景気回復に向けて思い切った手を打っているかわかります。

 これを受けて市中銀行金利を下げ、マンション販売など、通常は頭金を要求しますが、現在は銀行によって100%ファイナンスするところも出ています。今がチャンス、持ち家を手にするというあなたの夢を実現させてくださいと宣伝が続いています。特別割引のあったこの週末だけで首都圏で3000万ドルの売り上げ達成とか。政府部内からも少しの値下げに乗せられて家屋を買っても将来の支払いは大丈夫かなと心配の声が出ています。

2. アメリカの消費者が後ろ向きの姿勢を変えてきたので株式市場に日が差し込んだとありますが、ホンマかな?まぁ何はともあれ、それで落ち込んでいたアメリカ株価が上がればめでたいもの。チリもそれにつれて若干の上昇を示しました。ペソはドルに対して緩やかに切りあがっています。