チリの風  その261  08年2月18日―24日

今週チリで月食鑑賞が出来ました。ビーニャ歌謡祭が始まった水曜日の夜です。私は公園か丘の上に行かなければ見られないかと思っていたのですが、ラッキーなことにアパートのベランダからばっちり月が見えました。それでロッキングチェア―に座って見る事にしました。夜の11時ころから変化が始まりました。次第に月が欠けていきます。斜め下に金星が光っていました。こうして月を眺めながら千年前のインカも3千年前のマヤも5千年前のエジプトもこうして月を観察していたのだろうと感傷にふけりました。それからこの前月食を見たのはいつだったか思い出そうとしたのに記憶がありません。ウン?次回、月食を見るとき、今週の記憶は無くなっているのかな。危ないな、このボケ症状。

チリの風を毎週書いていますが、普段読者からの反応はほとんどありません。ところが今週は多数のメールをいただきました。例の引ったくり犯人との対決の話です。すごい、良くやったと言うのと小銭を惜しんで命の危険、何を考えているのかと言う2種類のコメントでした。どちらも良く了解しました。内藤さんの意見を入れて財布を二つにし、バスに乗るためのプリペイドカードを財布から出しました。少しは安全に役立つかな。