(一般)

1)バルパライソの国会議事堂をバックに海を泳ぐクジラの写真が新聞の一面を飾りました。最近のチリはクジラのニュースには神経質ですね。

2)先週の話題をさらった女性銀行幹部誘拐殺人事件は今週も引き続いて注目の的。犯人と思われる男性がエレベーターに乗っているのがカメラに写っていますが、なんとその男は犯罪常習者で、しかも今年の最後の刑期は模範囚として満期前に刑務所から出ています。裁判所の人間は私たちは法に乗っ取って模範囚の早期釈放を検討しており、まったく裁判所の不手際はなしと涼しい顔。じゃこういう犯罪者が出た場合は釈放を指示した裁判官を罰する法律をつくれば、二度とこういう事件は起こらないでしょうね。犯人が指名手配されても逮捕できないのは先月の警察官殺しの事件と似ています。さぁどうなるか?
しかしこの事件でチリも進歩していることを感じましたが、この犯人を被害者の働く会社のエレベーターに設置されたカメラで特定するとか、高速道路を走っている被害者の車がビデオに写っていてそれで同乗している人間を探したりしています。つまり私たちの知らない所で隠しカメラが誰彼の容赦なく記録を取っているわけです。

3)スキー場ツァー
今年の冬はどのスキー場もスキー客で賑わいましたが、雪のなくなった夏はトレッキング、マウンテン・バイクなどで観光客の勧誘を図っています。ラ・パルバは日帰りの馬(ロバ)の旅や、3泊4日でエル・プロモ山に登る本格的登山ツァーまで乙波しています。因みに費用は6万ペソから35万ペソまで。今夏のスキー場を訪問する観光客は5千人と予想されています。

4)大学入試の結果が発表されましたが、それを受けて各大学は入学願書の受付を始めました。教育大臣がテレビの番組で私が入試を受けたとき、結果はそれほど特出しては良くなかったが、悪くもなかったとコメント。
何点くらい取りましたかとさらに突っ込まれると、まぁ600点くらいね。これを聞いた友党DCの議員が過去の大学入試記録でその数字を調べ、彼女の発言は嘘で、それよりずっと低いと発表しました。まぁどっちでも良いのか、国民は真実を知る権利があるのか、後味の悪い事件でした。

5)12月31日の花火大会を見るために一週間前から海岸沿いにテントを張って場所取りをしている家族がありますが、バルパライソ周辺の空間は全部ふさがりました。一方観光の町ビーニャは市長の方針で一切テントの設置は認めず、見つかれば罰金刑とかで全く対照的な取り組み方。とにかく150万人の見物客が押しかけるらしい、
同地区のホテル・ペンションに17000人の集客力があるらしいが全部ふさがっているとか。