(経済)

1)しかし今年の株式市場の動きはめぐるしいものがありましたね。何でも過去の記録を10ほど更新したらしい。詳しいことは知りませんが、例えば取り引きされた株が何と前年対比56%アップ。特定上場会社の平均株価が最高の3500ポイントに。そして最悪の11月のダウンなど。それでも07年は昨年より17%のアップで1年を終えたようです。チリ市場は小さいので他国の動きに影響される比率が高いですからね。来年はどうなるのかな?

2)輸出の伸びが急上昇
もう毎年新記録ですが、07年は660億ドルになりそうです。ちょうど半分くらいが銅とか。しかしワイン、果物、魚貝類も伸びています。輸出先のトップはとうとう中国が抑えました。とにかく彼らの購買力は中途半端じゃありませんから。
輸入も増加して新記録らしいが、輸出の伸びがそれを上回っているので黒字幅拡大とか。
しかし08年には銅価が急激に下がると言う予想も出ており心配です。これはチリ経済に大打撃となりえます。その理由は中国とインドでの消費は上がり勾配を維持するものの、その他の消費国で降り勾配になるとする予想からです

3)一般市民には物価上昇問題が深刻ですが、この冬に急激に上昇した食料品の価格が、供給が潤沢な夏に入っても下がりません。専門家は安いドル(高いペソ)問題と労働市場問題が値下げを許さないとしています。

4)ルクシック・グループが計画しているパキスタンのレコ・ディック鉱山への投資に黄色信号が灯りました。しかしブット元大統領の暗殺はひどいですね。と言いながら中東アジアのイスラム諸国が力をつけてきていることは事実でしょうが。

5)エネルギー問題
アルゼンチンからの天然ガスはチリのエネルギー源として重要な位置を占めていますが、2005年から供給削減が始まり、今年は何と69%カットだったらしい。つまり約束した分の3分の1しか送られてこないことになる。よくそれでアルゼンチンの新大統領フェルナンデスは問題ないと言えるものだ。

6)チリでシャンパンの80%は年末に売れるらしい。年間消費量が8百万本でその内の650万本が今週売れるわけ。
チリでは新年までのカウントダウンが始まるとシャンパンのビンを開けるのが決まりのようになっているのでどの家でも買わないわけにはいかないのだろう。クリスマスのサンタクロースと新年のシャンパンはチリの2大名物ですね。
あれ、これは経済の話題ではないかな?