(一般)

1) 9月11日
   ピノチェットが軍事革命を起して35年たちました。
   モネダ宮殿では、アジェンデが死んだ(自殺か射殺されたのか)部屋でバチェレット大統領を始め、関係者が集まり追悼式を行いました。
   しかしその外では、毎年この夜、大暴動が起こります。
   今年も同じでサンティアゴ各地で一晩中警察と暴動グループの戦いが続きました。地区の商店やスーパーマーケットが襲われるのも同じで何故それを防止できないのか不思議です。暴動の起こる地区は毎年同じだったら、その通りの両側を抑えて全員逮捕すればそれで終わりと思いますが、片側から催涙ガスを撃ったり、耳障りな音を出す新型兵器を使っても効果なし。
   最悪だったのは高速道路に彼らが入り込み、道路を一部閉鎖して騒いだことでしょう。そこを通りかかって物品を強奪された女性判事はショックと怒りでテレビカメラの前で泣きそうでした。
   一部の見解として問題の起こるのは貧民地区ばかりで、ラス・コンデスやビタクラなどでは騒動はなし。じゃ、一晩くらい好きなようにさせておけばと言う声もあります。もちろんこれは差別発言でしょうね。
   しかし35年前なら、外出禁止令が敷かれ、市民の権利は無視され、日常生活にも困ったのですから、月日の立つのは早いものです。
   この暴動騒ぎは14日の日曜日に継続され市民墓地の周辺で警察軍と衝突、いつまで同じような騒ぎが続くのかな?

 2)9月18日
   革命の後は建国ですよ。もうフォンダに人が訪れ焼肉、チッチャ酒を飲んでクエッカを踊っています。今年は肉を食べない人のため菜食レストランや魚貝類の食事を準備するフォンダが出ています。
   さてお先に失礼ということで12日の金曜日、家族連れで郊外に出て行く人が目立ちました。バスも飛行機も満席みたいです。
   なにしろ4百万人が休暇旅行に出るそうで、その一部はそうそうにこの週末に出発したわけです。事故無く無事に戻って来れますように。
   推定で、この休暇期間に使われる旅行関連費用は5億ドルとか。サンティアゴの飛行場から出て行く旅行客の数は昨年対比8%アップになるらしい。また各地のホテル予約もこの期間80%から100%近い予約が入っている所も出ており盛況らしい。ねっ、借金をしながら大盤振る舞いでしょ。
   ただ天気予報では18日は各地で雨が降る可能性ありとか。

3) 教育界にとってはショックなニュース。
   なんとチリ教育は学校で長時間の授業を行いながらその効果は最低という結果が出ました。
   OECDの調査ではチリの児童は世界で一番長く教室にいるらしい(15歳で1210時間)にもかかわらずレベルは最低レベルとか?
   まだあります。エラーで60億ペソ余分に支払われていたらしい。と言うのは教育省は一般私立学校に援助金を配布しますが、それに関し国会議決で援助金のアップ、援助金を受けられる学校、受けられない所などが決められています。そのいずれの項目にもエラーが出て、既に少なく援助を受けたところは裁判所に訴え出ている由。しかし最終的に60億ペソの払いすぎと特別学校連合が訴え出たもの。しかし政府のエラーでもらい過ぎなんて考えられませんが、どうなっているのかな?賄賂じゃないのかな。

4) チリ人の腹立つ25の項目
   なんだかわけの分かったようなわからないようなタイトルですが、新聞の発表です。理解できるのは公立病院で待たされる時間が長すぎる。レストランで禁煙になっている所でタバコをすう客がいる。道路の整備は悪く穴が多すぎる。電気やガスなどの基本サービスが正当な理由や事前の知らせも無く止まることがある。なるほど。
一方分からないのは飛行機のオーバーブッキングが多い(ほんまかな?)自動キャッシャーで出てくるお金の金額が間違っている・・・など。