１） マプチェ問題
多くのトラック・重機が放火された事件のすぐ後、今週は労働者向けの簡易銀行が襲われ多額の金が奪われました。逃げるとき、犯人は従業員を人質にしましたが、従業員が緊急ボタンを押して警察に連絡したため、銃撃戦になり、ほとんどの犯人が逮捕されました。そしてそのなかに例のパンフレットを置いたグループの人間が混じっていました。パンフレットは警察が現場に置いたことも考えられますが、そのグループのメンバーが逮捕されれば、そのグループを全員、警察が再度詳しく調べることは検察から怪しまれることは無いでしょうね。しかしマプチェの反政府グループも資金集めに銀行強盗をやるわけですね。
２） カトリックのスキャンダル
カトリックの神父に性的暴行を受けたと訴えている3人の人間をローマ法王はバチカンに招待しこの週末から一人一人と面談を始めました。その後、チリから来たすべての司祭と面談します。その被害者の3人にすまないと言うなら、その組織の最高責任者の彼も責任を免れませんね。専門家のコメントでは全世界で問題になってる神父の性的問題をチリのケースをモデルにして解決に充てるとか。 人間性の問題ですから、問題が解決することはあり得ませんが、犠牲者が訴え出たとき、即時、警察を使ってでも身内の恥をさらせば、秘密がカトリック教会内で隠されることは無くなるでしょう。チリの司教・大司教を何人追放するかな？
３） 移民問題
先週のチリの風に書いたように、この月曜日から不正滞在している移民の正常化作業が始まりました。前日から徹夜で事務所の前に並んだ移民は、その日だけで13000人が手続きを終えたとか。トップはハイチ人の4200人、続いてベネスエラ人の2000人でした。彼らは旅行者として入り、そのまま居座っていたわけで、この手続きが完了すれば1年間の滞在ビザが貰えます。とにかく手続き中は警察に調べられても不法滞在ではないわけで、これからゆっくり寝むれますね。
金曜日の新聞にこの4日間で（月―木）48000人がビザの正常化を行ったとありました。
４） プラスチックの袋
スーパーマケットに行って買い物すると品物をプラスチックの袋に入れて渡してくれます。しかしその袋が環境汚染をするとして政府は全国で使用禁止にするような法案を作るとか。私が買い物する店では先週からその袋は無くなり、自分で持って行ったバッグに品物を入れて持ち帰ります。チリも先進国の仲間入りかな？
