(一般)

1) 大雨
最近、雨の話題が多いですが、今週は南部で大雨になりました。第8,9州で川の氾濫から多くの家屋で床上浸水になりました。全国で43万軒の家が停電になったとか3千軒が被害を受けたようです。死者も4名出ました。サンティアゴはそれほど大きな被害は出ませんでしたが、路上生活者が一人死亡しています。雨が終わると急に気温が下がりますが、月曜日の外気温予想は最低0度、最高18度です。
ところで天気予報では来週はもっとひどい雨になるとか??
2) 学校占拠
各地の高校で学生による校舎占拠問題が続発しています。 サンティアゴ区の区長は「壊した者が弁償する」方式を徹底したいとし、問題を起こした学生が未成年の場合はその親が支払うことを義務付けました。
占拠された校舎を警察が取り返すと校舎内の器械・施設が壊されているのがテレビの画面に出ますが、その弁償を要求する裁判が始まります。
学校の施設だけでなく、構内にあるキオスコなどを壊すなんて、教育問題の改善要求運動と言うより単に欲求不満の暴力行為としか思えませんね。
3) 殺人犯の逮捕
最右翼UDI党の創設者の一人グスマンが射殺された事件に関連して極左組織マヌエル・ロドリゲス前線のメンバーの一人エスコバルがメキシコで逮捕されましたが、チリ政府は彼をチリに強制送還するよう要請中です。政府の他にUDIの党首はメキシコを訪問し、強制送還を依頼しました。
もっとも彼はメキシコでも犯罪を行っていたわけで、メキシコでまず裁判にかけると言う意見ももっともですね。
その男の元の彼女マルドネスはチリに帰国してすぐに逮捕され、検察の訊問を受けていますが、彼女はグスマンが射殺されたのを見たと証言しています。彼女はその時カトリカ大学の学生で、極左グループのメンバーとしてグスマンの車が止まっているところを仲間に知らせる役割を持っていたらしい。もちろんエスコバルがチリに戻ってくれば、新事実が多く出てくるでしょうね。彼は資産家の誘拐を仕事にしていましたが、誘拐金は100万ドルを要求していたとか。豪快な暮らしをしていたわけですね。
4) 炭鉱事故
何年か前に同じような事故がありました。今回は第11州のマインで2名が地下200メートルの所に閉じ込められているようです。金鉱山ですが、鉱山の横に湖があり、その水が壁を破って鉱山に流れこんだとか。
もう10日近くたっています。生存の可能性のあった地下200メートルの避難所にも水が入っているようで、生存の可能性はすくないらしい。
5) サンティアゴの公共運輸の無賃乗車
毎月言われますが、約3割の乗客が乗車賃を払わずにバスに乗ります。そのため、それをチェックする検査員がいます。今週何と、無賃乗車を見つけられ、バスから降りるように言われた大学生が、その女性検査員をバスから降りてから突き飛ばすと、彼女は後ろから走ってきたバスにひかれ重傷。その学生は逃げきれず逮捕され、裁判にかかっています。
その日大事な試験があったので、何が起こったかよく覚えていないとか。彼は心理学を勉強している由。