(経済)

1) 一般
6月の物価上昇率は0%かマイナス0.5%で前月とほとんど変わらず、1年間としても2−2.5%と落ち着いているとか。従って中銀は公定歩合を変更しないと言われています。
チリは小国ですから、他国との貿易が無ければ成長できません。TPPがアメリカの問題で動きが止まっていますが、現在チリは自由貿易について26の協定を持ち、その相手先合計は世界のGDPの86%の規模の国・組織にあたります。
貿易額が最も大きいのは中国、それに米国、EUが続きます。つまりチリにとって自由貿易は最大の重要事項になります。
今まで日本のワインの輸入はフランスからが最大でしたが、昨年チリが首位を奪いました。その理由の一つとしてチリからのワインは輸入税がフランスのものより安いと言うことがあります。それはこの貿易協定のおかげです。フランスからは15%、チリからは3.5%(ワインの価格にかかる税率が125円より高い場合と言う条件もありますが)ですからね。どんどんチリワインを買ってほしいですね。
2) 銅の価格はポンド当たり2.57ドルと先週より下落。為替は1ドル664ペソになりました。先週2.6ドルのラインを越えたので未来が光輝くように感じましたが、1週間で落ち込みました。中国の景気回復とか専門家の意見はいつも間違いますね。