(経済)

1) 銅関連
銅価格が下位低迷で銅産業に大きな影響を与えています。勿論それはチリだけでなく、アフリカの国ザンビアでは、ある鉱山が操業を停止すると発表しましたが、その鉱山が閉まるとその町全体が干上がると言うニュースも出ています。もちろんチリでも同じことが起こりえます。         チリ最大の銅関連企業はコデルコ銅公社ですが、来年度予算に関し、大蔵大臣がコデルコ要求の額を歳出することはできないと減額乙波。最低80億ドルは必要と言われたのに60億ドルが示されました。                 経費削減としてなんと労働者の上のクラスのスーパーバイザーを350人首にしました。これで4800万ドル経費が削減できるとか。銅の価格が30ドルを超えている時なら、彼らは引く手あまただったでしょうが、今ではもう誘ってくれる鉱山はないでしょうね。コデルコは銅の動きは更に悪化する可能性があり、その時は解雇者の数がさらに増えることになると明言しています。銅の価格はポンドあたり2.3ドルに落ち、為替では1ドルが691ペソまで強くなっています。
2) マンションの販売
マンションの販売は7−9月で14405件となり。これは対前年で55%の上昇。今年中に購入すれば消費税がかからないと言うのがこの大ヒットのカギです。つまり来年は大幅なマイナスになります。私の住んでいるところの近くにもいくつものビルが建設されていますが、その一つのマンションは建設が終わっていないのに完売とか。
似たような例ですが、高級事務所の空室率はこの第3四半期は10.1%で、昨年同期の10.4%より低くなっています。まだ必要とされる事務所の数が増えているわけですね