(政治)

1) 労働法改正
来週の月曜日から国会で議論されますが、経団連など企業側が嫌がっているのは、今までスト権のない職種・会社にもそれが行きわたると、2015年はストであふれるのではないかということです。地下鉄がストで止まればサンティアゴは大変なことになりますね。先年、港湾労働者のストで輸出入が止まり大騒ぎになったことを思い出します。
野党側は政府が共産党を大事にしすぎて、こうした混乱を招いていると批判しています。もっとも政府側は私たちは労働者の権利を守り、豊かな生活を保障したいと胸を張っています。たとえば「会社の必要により」という理由で労働者を解雇するのは認めがたいとか、労働者と会社側が対等にネゴできるような条件作りをするとか。
今の労働組合は政府側にぴったり寄り添っているようです。
2) 世論調査
最近の調査の結果ですが、次の大統領選挙で候補者になれそうなのは与党側ではマルコ・エンリケ・オミナミ、野党側では前大統領のピニェラ。さぁどうなるかな、まだ3年も先のことですが?
3) 政治資金問題
銀行からこっそり選挙資金を回してもらっていた政治家は来週、裁判所から呼び出しがかかるような雰囲気です。今週また銀行の幹部間の電話が録音されマスコミに流れました。私にはやましいことはないと言っていた議員は、そういう電話の秘密録音はいかがなものかとコメントしています。その電話が嘘のものなら戦えるでしょうが、実際の会話なら、その録音方法より会話の中身を論議するほうが実質的ですよね。