(経済)

1) チリ経済
5月の経済成長経指数が5.3%アップと、予想を上回る高い数値。欧州の経済危機はチリにまだ来ていません。しかし大蔵大臣はこれが年末まで継続できるはずがないと全く浮かれていません。
6月の物価指数は何とマイナス0.3%。食料品の価格も今年に入って5%減で、少し前まで食糧危機とかで世界の食品価格が上がっていたのが嘘のようです。

2) 原油価格
チリのガソリン価格がまた下がりました。先週も書きましたが、アメリカの不必要なイラン制裁から価格上昇は不可避と思いますが、不思議なことにまだ下がっています。世界戦争まで想定される大変な問題が目の前に来ているのに昨今の原油価格問題はどうにも理解できません。
チリのエネルギー問題はこの先ますます深刻になってきますが、少なくとも6月はコストが大きく下がったようです。この原因の一つは貯水量が増え、水力による発電が大きくなったからとか。
ところでチリのマスコミに福島原発の事故原因調査結果が人災だったというニュースが大きく流れました。日本ではそれほど派手に報道されなかったようですね。何でかな?

3) 年金指数
OECDの数字ですが、チリの年金者はそれまでの給料の64%を受給することになっています。34か国中の18位とか。日本は32位で40%となっています。
日本の年金は国民年金、厚生年金、共済年金とか2階建てとかいわれる仕組みで良く分かりませんが、チリ式のすっきり方式に変更したほうがいいですね。チリ式なら次の世代が得をするとか損をすることはないし、少子化も全く影響しませんからね。それに国民背番号制度も導入の必要がありますね。