(経済)

1) チリの国際レベル
OECD加盟国中のランキングでチリはほとんどの分野で最低レベルを貼られました。もっともチリが先進国の仲間入りしただけでも前進と言う声もあります。
しかしチリにとって2012年は厳しい年になりそうですね。 欧米の経済危機だけでなく、中国・インドを中心として食糧消費が拡大しそれに見合った生産増がないので、食糧不足が起こり、それに伴って食品価格の上昇がおこり、チリに悪影響しそうです。
おまけに飲料水の問題も世界的に深刻化するでしょうね。今年の2月、日本の役人が水利権の問題を調べるためにチリを訪問しましたが、その通訳をして、水の問題は日本では深刻になると認識しました。外国が日本の水を抑える可能性もあるみたいですからね。

2) 為替レート
チリのペソの価格が上がり(ドルの価値が下がり)1ドル500ペソを割りました。銅の価格もじりじり上がってポンド当たり3.4ドルと3ドルラインから順調に上昇中。
しかしG20でも大きな進展はないし、ギリシア問題の根本解決もないのに、経済危機は遠のいたとか、中国の銅の買い付け量はこれからも変わらないだろうとか、少し前と全く違った見解を出す専門家がいます。ホンマかな?私は全く信用していませんが。
コデルコが日本の商社と組んでロス・ブロンセス鉱山の買い付けを図っていますが、コデルコ・アンディーナ鉱山の隣にあるこの鉱山を買えば、一気に操業率が上がりコデルコにとって大きなメリットがあります。どうなるかな?