(政治)

1) ボリビア副大統領のガルシアがサンティアゴを訪問。ピニェラと昼食会を持ちました。もちろん真の目的は分かりませんが、エクアドルがペルーよりになったのでチリはボリビアに近づく必要があるのかもしれませんね。

2) 人気投票
しかしバチェレットはまだ南アです。もう2週間も向こうに滞在。チームが試合場を替えると彼女もチームについて場所を移し、選手と同じホテルに泊まって応援です。準々決勝にも残って応援。試合場のヨハネスブルグでもチームがホテルに着くと彼女が先に入っており、選手一人一人と抱きあって声援しました。もっとも野党内部でも彼女がイメージアップを図って南アに長期滞在するのを苦々しく思っているグループもあるらしい。
一方ピニェラは第8州の被災地を転々として、被災者の人と一緒にチリチームの応援をしています。地味ですね。

3) 今週の意識調査でピニェラ政府の支持は54%でしたが、この数字は今までの歴代大統領のそれと比較するときわめて低いものです。それから最も将来性のある政治家としてバチェレット前大統領とラビン教育大臣が浮かびました。バチェレットって実力はなかったのに人気は依然として高いですね。彼女の政権の間の不正支出問題が何度もいろんな所で出てきますが、今のところ、直接彼女がエラーをしたと言う確実な証拠がなくまだ人気を保っています。何しろ68%の市民が彼女に次の大統領になってもらいたいと思っているらしい。野党としては願ってもない玉ですが・・・。

4) フレイ元候補
またフレイが新聞をにぎわしました。今回の話題は国際問題で彼はピニェラを批判し、歴史的にエクアドルはチリの友人だったとし、チリ・ペルー間の領海問題でチリ側に立った発言をしていたのが急にペルー寄り、もしくは中立に立場を変えたのは現政権の不手際によるものとしたわけです。もちろん与党側から直ちにコメントが出て、一番笑ってしまうのは「スイスのフレイのように荷物をまとめて家に帰ったらどうか」と言うものでした。これはチリと対戦したスイスの選手の一人にフレイと言う苗字の選手がいたからで、もうフレイの時代は終わったと言う意味です。

5) 来週の月曜日28日はカトリックの祝日です。聖ペドロとパブロの日で、ペドロを守り神とする漁師は特に盛大にこの日を祝います。ピニェラは前日の日曜日バルパライソでこのお祭りに参加し、チリサッカーチームの幸運を祈るメッセージと来週国会で地震被災地復興のための資金確保法案が国会で成立されるよう要請していました。